ネット○○派 part304 ニセ科学批判はもっと嫌われるようになるべし

これは言っておかなきゃならないなと思ったのは、かりに僕が言ったとおりにニセ科学批判が変化するとどうなるかというと、少なくとも理屈に一貫性は出てきますよ。筋は通ります。合理主義的立場から、合理性のないもの科学的根拠のないものは全部ダメ、と言った方がよほどすっきりする。


だから、海外の懐疑主義者団体がキリスト教を茶化しているみたいに、葬式仏教も視野に入れなきゃダメだということになりますよ。今みたいに、宗教の話は別、なんて逃げてないで。


そうなった場合、僕はニセ科学批判を支持するかというと、支持はしない。たぶん、支持できる日本人も今より減ると思う。


ただ、今のニセ科学批判みたいに自分たちの言動の正当性を見かけで糊塗して釣ったり、脅したりするようなことはなくなるので、まだ受け入れやすいし、存在も認めやすいです。立場の相違の問題でしかなくなるから。


今のニセ科学批判は、「ニセ科学は批判されて当然」とあっけらかんと言われているように、ニセ科学批判そのものもまた一つの立場にすぎないということがよく理解されてない。科学の議論とニセ科学批判の議論を都合よく混同しちゃうから、妙に一般性があると誤解される形になっていて、だから無駄に釣りやすくなってる。これはよろしくない。


ニセ科学批判そのものも立場の一つでしかないと思えてたら、今みたいなことになってないはずで、「その他大勢」が尻馬に乗る理由の一つはここら辺にありますよ。


・・・あと、これはこのブログの当初から書いているが、ぜひともニセ科学批判団体を作って、具体的な抗議活動を展開してもらいたいものです。デモでもなんでもやってください。ネットでだべってるだけで何かやってるような気になられても困る。


そうなるとますます嫌われますよ。でもいいじゃないですか、嫌われたって。己の信念に忠実なほうがよろしいですよ。海外ではその手の学者が連名でホメオパシー団体に抗議してたりする。その行動力だけは立派ですよ。もう、このへんはネット右翼のほうがまだ清々しいよね。


ま、日本のニセ科学批判も、海外の懐疑主義者団体の国際大会に出席して発表できるくらいになったらいいんですよ。