ネット○○派 part213 どうもみんなの党=幸福実現党って茶化していいのかな。。。

というわけで、パッと見「こんなのできるわけないよ」ってことなんだが。で、おそらく問題は「みんなの党って幸福実現党でしょ(藁)」みたいな茶化しで、これが多分、危ない。


というのも、ごくごく一般には高橋洋一ってのは信頼できるえらい元官僚で、官僚とかお役人ってのは依然として悪ですよ。まして現状のまま消費税を上げようかなんていうのは庶民をバカにしてると直感的に思う一般人が大半なんじゃないか。


ちょっと前の新聞記事で小泉さんが、今解散するとみんなの党が躍進するだけだみたいなことを言って警戒していたような記憶があるが、これは正しいと思う。つまり、パッと見「こんなのできるわけないよ」ってあれを支持する人が相当いると考えたほうがいい。


したがって、「みんなの党って幸福実現党でしょ(藁)」という茶化しは、不真面目にすぎる。もうそういう段階を超えてしまっていると思う。


念のため繰り返すと、僕は「リフレ派」ではないけれど、もしリフレが本当にできるのであればそれがいいんだが(でもどうもできなさそうだなあ)という考えだし、法人税下げも結構、消費税もまだデフレなんだから今すぐ上げるのはさすがに無理なんだろうとは思う。とはいえ、みんなの党はないよ、さすがに。


いやー。ひょっとしてネット○○派として一番成功したのはリフレ派かもしれないな。ニセ科学批判はもちろん、人権擁護法案反対運動でもここまでにはならなかった。政治家と学者が組んでネットを利用して信用を与えながら世論を動かしたらここまでになるという、ひょっとしたらえらいものを見ているのかもしれない。


いやいや。なんでこれで荻上チキさんのような政治的立場の方がみんなの党支持できるのか、本当に分からんな。
みんなの党の予算修正案にみる 新自由主義とリフレ政策の関係 - カンタンな答 - 難しい問題には常に簡単な、しかし間違った答が存在する

ただ、筆者の考えでは「新自由主義」改革はデフレどころではない格差の拡大を日本にもたらし、多くの国民にとってはプラスとならないだろう。 そしてそのことは国民も薄々分かっており、「新自由主義」を前面に押し出した政党・政策は一定の人気は集めるかもしれないが、その広がりには限度があるはずである。

ところが、みんなの党自民党民主党の失態にうんざりしている世の中の空気を背景に、公務員たたきの爽快感?と、金融政策で経済が好転するという期待感を前面に押し出して、本来なら反「新自由主義」的な人々にも支持を広げようとしているように見える。 

ということだと思いますよ>チキさん。


あと。リフレ派の学者は雁首そろえてこの予算案を解説してもらいたいと思う。「リフレ」名目に選挙民を釣ろうという政治家による、国家的詐欺を繰り返すことに意味があるのか。民主党の失敗で懲りたんじゃないのか。


ニセ科学批判で「大学教授」や「医師」の肩書きで信頼を与えてきた人たちに一度書いたが、ここでも書いておきたい。リフレ派の学者たちは、あまりに無責任じゃないか。