ネット○○派 part200 もっともめろもっともめろ(笑)

「NATROMさん、どうしちゃったんだろう?」と仲間が心配している。 - Togetter
kikulog
やっとそこに気がついたかというか、やっとそこを論じてくれますか、という感じ。


仮にホメオパシーが過剰に標準医療忌避をさせないものであるならば、つまり日本ホメオパシー医学協会のような路線は規制されるなり業界全体で努力するなりで、いわば漢方薬や鍼やその他の民間療法と同じようなものになるならば、ホメオパシーを容認できますか?って問題です。これは、根本的な問題で、
http://twitter.com/katot1970/status/27764191746072576

もちろん、その通です。だから、「NATROMさん、どうしちゃったんだろう?」なんですよ。

じゃなくて、あのお医者さんの理屈からするとこういう話になるのはむしろ当然なんだ。だって、kikulogで言ってたことを前から書いてたし、だいたい漢方薬は容認してたでしょう?理屈として当然の帰結で、今頃表立って言い出したのが遅いくらい。漢方も鍼も容認しながら、ホメオパシーはダメなんだと平然とダブルスタンダードをやる菊池先生のほうがよっぽどおかしいんだ。


繰り返しになるから一言で言ってしまうけれど、どんなにホメオパシーだけを切り出す理屈を作り出して、ホメオパシーは特にダメだと言っても、現実にはそれって消費者問題にしかならない。原理的には鍼もホメオパシープラセボで、科学的裏づけが怪しいことでは漢方薬も同断。日本ホメオパシー医学協会みたいなホメオパシーが悪いのであって、カウンセリングみたいなやつだったらよいという話だったら、ホメオパシーのなかでも受容可能なものと受容できないものとが分けられるってことなんだから、受容できないものだけ批判するべきなのは理の当然。ホメオパシーというだけで十把ひとからげに論じることができない。


他方、もちろん、断固としてホメオパシーを批判する立場はあってよいわけだけれど、だったら鍼も漢方もどっちも叩くのが当たり前。でなければ筋が通らない。


で、やっぱり、倫理問題を平然と語るんだよね。
http://twitter.com/ublftbo/status/27756742989316097

(略)もしかすると、kikulogで意図が伝わってないかもなので、ここで言い換えてみますと、あの表現は、「医療従事者がホメオパシーを用いる行為は、”すごくひどい”―”犯罪的”のグラデーションのどこかに入る」です。

もちろん、個人の意見としてこういう見解はあってよいのだけれども、この価値判断に普遍性ってありますかと。


あ、いや、「お前はひどいと思わないのか」と言われれば、ケースによってはひどいものもあるだろうし、現にあるとは思うけれど、仮に「犯罪的」だとしたらそれがどうかしたんですか。


犯罪的だと簡単におっしゃるけれども、法に触れるならばしかるべく対処されるべきだというだけであって、犯罪的だとかすごくひどいからという価値判断は、そりゃお仲間の間では共有できるだろうけれど、この価値判断自体に普遍性がない。しかも、全部が全部「すごくひどい」以上だと言い切れるかどうかは微妙だし。ホメオパシーでも「効く」ならよいという立場は、十分にありえます。


広く共有されうる価値判断のはずだというなら、どうぞご自由に支持を集めてくださいってことなんだが、もう完全に政治運動になっちゃうよな、そうなると。もちはいいけどこんにゃくゼリーを規制しますって話と何が違うの。


・・・それがニセ科学批判なの?ってか、それがニセ科学批判なんだよな。だったら、科学リテラシーがどうの科学の問題がどうのと屁理屈こねずに、とっとと政治運動集団と認めたらよろしいんだ。それが認められず、見た目の「科学」で信頼を与えておいてやってることが実質政治運動って、だから問題なんじゃないんですか。

・・・

ホメオパシーはこのまま規制せずに現状維持でほったらかすか、規制することで社会に共存することを容認するしかないんじゃございませんの?と主張しはじめて、約一年半。他国の懐疑主義団体と同様に、ニセ科学批判で路線対立の内ゲバをやれとも言った。ここは大いにもめてもらいたい。そうすれば、ニセ科学批判がとる立場の根本的な矛盾が誰の目にも明らかになるだろうし、それを例によって詭弁でごまかすなら、詭弁に納得できる人間しか残らなくなるだろうし、それで結構なんだと思う。ああいう運動に一般人がうかうかついていくことはなく、つまり・・・かつての人権擁護法案反対運動や、「条例改正反対運動」についていった人たちと同じなんですよ。