それ、条例のせいにできるのか?

架神恭介さんのTweet
都条例問題:講談社で執筆中の小説家にまで、自主規制と萎縮の波 - Togetter
http://twitter.com/cagamiincage/status/24820328664408064

あははははは、来たよ! 表現の直し要求来たよ! 出版社、都条例に萎縮してるよ! アニメじゃないよ、漫画じゃないよ、小説に来たんだよ!! 最終的には「適切に運用され出版社側が萎縮さえしなければ、それでも……」なんて考えてたけど、ははははは! 最悪の展開があっさり目の前にー!

ちょっと飛ばして・・・
http://twitter.com/cagamiincage/status/24828301235200000

ここからは推測だけど、実際はおそらく「都条例にびびった」というよりは、「都条例が可決するような世間の流れにびびった」って感じが一番近いんじゃないかなあ。宮崎勤事件の後にホラー映画が自粛したような。

ってことは、単に出版社の編集方針の問題で、条例の問題じゃないでしょう?架神さんの推測に従うなら、条例が改正されようがされまいが、「世間の流れ」を的確に読んでたら編集方針が変わってるはずだから。条例改正は言い訳に利用されてるだけ。ビジネスの問題、「売れるものを書け」って話なら、そりゃそうだってことにしかならん。


意図的にではないと思うけど、話がこんがらがってる。こういうの、表現の萎縮って問題にして条例に責任をなすり付けるのはちょっと無理のある理屈だと思う。


・・・ってか、「出版社の対応は仕方がない」みたいなことを言って納得してる人が結構いるのが驚きだと一瞬思ったが、改正条文を誤解したままでいるとそういう反応になっちまうのね。ひどい話だよ、ホントに。表現の自由を守るんじゃなかったのか。