ネット○○派 part78 なんちゃって勝ち鬨の声を上げる増田

これ、今読むと面白いよな。
http://anond.hatelabo.jp/20100818123204

「その辺の個人ブログ、大多数はその尻馬に乗っかってブクマやTwitterで騒いでるだけの連中」は世の中への影響力はないかもしれません(私はそうは思わないが)。でもkikulogなどは明らかに違いますよね。朝日新聞の記者もkikulogに言及していました。kikulogがなければ今回の朝日新聞の記事はなかったかもしれませんよ。ニセ科学批判批判で、kikulogの10分の1でも世の中に影響を与えているものってありましたっけ?ニセ科学批判批判は、ブクマやコメント欄を閉じたブログや増田でルサンチマン垂れ流しているぐらいが関の山でしょう。
ちなみに「朝日新聞を含めたニセ科学批判」を「最高でも大してアクセス数ある訳でもないその辺の個人ブログ、大多数はその尻馬に乗っかってブクマやTwitterで騒いでるだけの連中」とすりかえるのはよくある詭弁の一つです。

一つは、いわゆるネット世論問題。ネット世論そのものに実社会への影響力はたいしてない。それにたいてい両者は分かれちゃってる。


で、朝日がやっているのはそもそもニセ科学批判かという問題。ホメオパシー叩きをしたというだけで、ニセ科学批判をしているとは言えない。逆方向に言うと、消費者問題か科学の問題か、ニセ科学批判って一体何やねんという、毎度の話に。朝日の報道の仕方って、消費者問題だと割り切ったほうがいいと思う。消費者問題やりたいならやればいいけど、科学がどうのと屁理屈こねんな、と。紛らわしいんだ。


それから大事なのは、kikulogではなくて、菊池先生の肩書き「大阪大学サイバーメディアセンター教授」だ。当たり前。科学を標榜しつつ、支持者確保のためにはダブスタも容認。一般ピープルはそれを疑問に思わないどころか、屁理屈をこねて是認する。これが容認されてるのは、kikulogだからでなくて、主導する人たちの「肩書き」が信用を与えてるからだ。


その上で、よくもまあ大手メディアを釣るところまで煽ったもんだと思うけれど、それでもこの人たちのやっていることは無茶苦茶だと小声でも書いておくことは必要なことでもあろうかなと僕は思っている。


群れて、自己正当化を繰り返して、「先生」「有名ブロガー」と馴れ合ってる人たちは好きにすればいいわ。メディアにも取り上げられたと、ますます「自分たちの正しさ」に確信を持てばいいんじゃないのかな。


そういう意識の持ちようは怖いことだと考えないのでしょうけどね。