ネット○○派 part41 理解不能Ⅱ 菊池先生の失言

Digの菊池誠先生の失言を誰も取り上げそうにないので、ここに資料代わりにおいておく。(30分30秒ごろから)
http://podcast.tbsradio.jp/dig/files/dig20100819.mp3
ちゃんとしたものと、うさんくさいものの見極めはどうすれば?というメールを紹介されて。

いやあ、ぼく、そんなへんなもの見てるわけじゃないから分からないですけど、たとえばですよ。ホメオパシーみたいな完全にはっきりしていて、物理科学的にもはっきり、あの、なんというの、効果はあるとすれば、プラシーボというのははっきりしていて、臨床的にははっきりしてる、プラシーボなんだ。そのくらいはっきりしているものとか、あるいは最近の統合医療プロジェクトチームのリストにあがっていた中で言うと、波動医学というのがあって、それはどう考えてもナンセンスであるというのはたぶんもう言っていい、波動っていう言葉を聴いた瞬間に言っていい。僕らはそれは科学的な言葉じゃないから思うわけですけど、じゃあ逆に、なんて言うんですかね、まあある程度エビデンスがあるものとしてはたとえば漢方とかありますよね。それからまあ鍼とか、ちょっとさっき名前が挙がった「代替医療のトリック」のなかで言うと、ま、痛みにはちょっと効果があるんじゃないか位のことを言われてますけど、あれはたぶんでも日本では長く使われてるから、もっと調べてみる価値はきっとありますよね。

ホメオパシーは200年の歴史があってもダメなのに、「痛みにはちょっと効果がある」だけの鍼は「日本では長く使われてる」から、もっと調べてみる価値はあるという、理屈の展開が理解不能


漢方も結構微妙な立場なのはお医者さんたちがぶつぶつつぶやいてるが、どうするんでしょうね、これ。はっきり、ダブルスタンダード


ついでに言っておくと、菊池先生はホメオパシーは効果はないというより、プラセボにすぎないと再三強調している。そこで妥協してるおつもりなんでしょう。