「誤りの指摘」だけで十分

まあ、例示しちゃうけどね。
はてなブックマーク - ネットに蔓延する科学教を考える : 情報学ブログ

mujisoshina 科学は絶対的に正しいとは限らない。が、科学の誤りを指摘して正すことが出来るのは、やはり科学に他ならない。 と考える私は、科学原理主義者なのだろうか。

個人を批判するつもりはなくて、例示したいだけで、こういう風に素朴に思ってる人は少なくないと思うんだけど、問題はこれ。

科学の誤りを指摘して正す

「科学の誤りを指摘」することと、それを「正す」ことは分けて考えなければ。で、「正す」ためにはそれなりの場があるし、それなりの場に限られなければならないわけだ。ホメオパシーひとつとってもそうで、現実には科学だけの問題に収まらない場合、「科学の誤りを正す」ったって出来ないし、まして社会から排除する論拠には到底足りない。


しかも、「ホメオパシーもカウンセリングみたいなのならかまわない」とか「ホメオパシーはダメで漢方はいい」とか「ホメオパシーの研究はいらないけど、鍼灸なら日本で歴史があるからいい」とか言い出すでしょう?この独善的な「俺様たち基準」でやられるとますます「科学教」に。


例示というのは、田崎先生もたぶんそこを分かってないよねー。
ネット○○派 part35 田崎晴明先生の講演を改めて読む - 今日の雑談
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/events/JPSsympo0306.html

ニセ科学」を正しく批判できるのは科学者だけである。

批判するなとは言わないけど、誰もそこまで科学者に普通は期待してないよ。「誤りを指摘」してくれるので十分満足。


・・・たとえば、このこと一つとっても全く無自覚でしょ。だから「科学教」ってなレッテル貼られるわけ。自分たちがどういうことを言ってるか、分かってんの?「科学は実証的だ」とかご立派な建前をおっしゃるわりには、いい加減すぎるんだ。「俺様たち基準」で気に入らないものを、どんな理屈でもつけて消えるまで叩くことが許されるんだったら、それはただの「いじめ」。というか、もろに「ネット右翼」。自分たちがどういうことを言ってるか、全く自覚がないよね。


まあ、不愉快でしょうけど、こういうレッテル貼られるところだけは日本のニセ科学批判と外国のは同じだね。開き直っちゃえばいいのに。「科学教の何が悪い!」って。