ネット○○派 part34 

http://bisista.blogto.jp/archives/1336574.html
はてなブックマーク - 松永肇一「ホメオパシーと知恵の輪」 - ビジスタニュース
「よそはよそ、うちはうち」系統のことを言ってる人たちとこれってどういう整合性が取れるの?って問題が一つ。それから、カール・セーガンとかマーティン・ガードナーとか、お気楽に名前を出して、引用されますけどねえ。

しかし現実にはたくさんの長妻さんがいて「ロウソクの炎は嵐になびき、その小さな光は今にも消え入りそうに震えている。闇が深まり、悪霊たちがざわめきはじめている」のだ。

この「光」というのは理性と合理精神のことで、闇・悪霊というのが不合理性とかそういうものでしょう?あるいは、無知蒙昧で非理性的非科学的な迷信に頼りがちな一般大衆。こういうの、「信じる前に疑う」べきなんじゃないですか?


というか、光と闇の対比っていかにも宗教的なレトリックで、この「光」を守って広げないかんという感覚。これを無視して懐疑主義だの疑似科学批判だの言っても仕方がないはずなんで。(だから、そもそも日本でこういったものが成立するのかどうか僕は疑問に思ってるし、「ニセ科学批判」にならざるを得ない理由もなんとなく分かる)


ニセ科学批判がこういうのにつながるなら、もっとちゃんとオカルト批判宗教批判するべきだし、つながらずに消費者問題に収斂させるなら気軽に引用するべきでない。この当たり前の議論が理解されないんだなあ。


(追記)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100820-OYT1T00731.htm
こういうのが、ろうそくの炎を消さんとする嵐であり、その闇でありうごめく悪霊そのものだ。科学を装ってないからいいってもんじゃなくて、根は同じ。。。と考えるのが当たり前だろう、仮にも懐疑主義者を称するならさ。少なくとも「疑問を持つべきだ」くらいは言わなきゃ。


でもはてブ
はてなブックマーク - 全国パワースポット、若者激増で珍景・珍現象 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
思ったより誰も叩かない。ホメオパシーニセ科学と根は同じだといってる人はいるけれどね。そういうこと、ニセ科学批判って意図的に明確化させずに逃げてるのに、ホメオパシー叩きにだけがんばるって、本当におかしいんだよ。