ネット○○派 part32 天羽優子先生の異質さ

ま、しかしさんざんっぱら「信じる前に疑え」と言うわりに、天羽優子先生を信じることと由井寅子会長を信じることの間に差異を見出せないんだよなあ。


と、早川由紀夫先生の水伝批判への疑問にからむ天羽先生のTweetのおかしさを見ていて、改めて思うわけだ。
http://twitter.com/apj/status/21634214953

元々水伝は悪徳商法の商材の理屈付けに多様されています。また、水が、水以外の物質を現実に含む事なしに情報を記憶するというのはホメオパシーの基本的な考え方で、ホメと水伝(とその背後の「波動」)の親和性は高く、ホメが原因の死人は既に出ています。

http://twitter.com/apj/status/21636171762

ではこちらからも言います。消費者問題に興味がないなら、詐欺の被害を増やすことを容認するような主張はやめて、引っ込んでて下さい。 @HayakawaYukio その種の消費者問題に私は関心がありませんので、お引取りください。

反日左翼は黙れ、すっこんでろ」というのと同様の、見事なネット右翼ぶり。


で、果たしてもともとの水伝批判は消費者問題とどの程度絡んでたのか、というのが問題になるんだわ。たとえば田崎晴明先生のまとめは、水伝は単に科学的に間違っていること、科学的な間違いをもって道徳の教材とすることに問題があるとする指摘などを中心にしていて、消費者問題は主なトピックになってない。
「水からの伝言」を信じないでください


菊池誠先生の「『水からの伝言』を教育現場に持ち込んではならないと考えるわけ」で触れられてるのは、

ちなみに、「水からの伝言」は所詮は江本グループが展開する「波動ビジネス」の一部です。

http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/nisekagaku/mizuden_doutoku2.html
「ちなみに」扱い。


明らかに天羽先生の主張だけ異質だ。さらに言えば、
http://twitter.com/apj/status/21647032881

@ublftbo 何か脱力。水伝を未だに科学だけの問題だと思ってた人が居ることに。

そもそもニセ科学批判は科学の立場に限定してものを言っていることに建前上なっているのであって、つまり「科学だけの問題だと思ってた人が居る」ではなくて、「科学だけの問題におさめる」立場でないと、筋が通らない。


ね。こういうことがニセ科学批判には多すぎるわけ。で、ニセ科学批判は党派になってるので、信者が無理にも天羽先生を擁護しようと強引な理屈をつくって分かった気になる。そこで疑問を唱えると「それは周回遅れだ」。なーにが周回遅れなもんですか。


おかしいのは、どっからどう見ても天羽先生。だから言ってる。由井寅子を信じるのと天羽優子を信じるのと、何が違うの?天羽優子は金をとらないからって、それでこの非論理性には目をつぶるの?