あー

おおっぴらに陰謀論を語らないほうがいいのに、語るんだな。こりゃ驚いた。


それだけならまだしも、それについて行く人が多い。なぜなら、陰謀論を語る人の肩書き、主張を信用するからだ。そうなるとどうなるか。


陰謀論を信じるセクトになって、その他大勢は引いてしまう。それがどんなに正しい主張でも、こうなると意味がない。


たいていのネットでありがちな陰謀論って、仮想敵を巨大に見積もってそれを叩くから陰謀論化するんでね。ネット右翼創価・半島にはじまり、とか。陰謀論を支持しだす、あるいは陰謀論を語る主要人物を黙認するってのは、ある信念のために仮想敵を叩くだけで、つまりはある信念を共有しているグループがそこで成立しているということなんじゃないの。


で、ネットで問題になりそうなのは、みんなとりあえず「ただの人」だから、かえって、ある信念を共有しているグループだと認識できない、しにくいところだと思う。共有しているのがただの信念だと相対化できないから、自分たちは正しいのだと錯覚する。何が悪いのかと疑問に思わなくなる。どれだけこういう光景を見てきたことか。


ただ、ネットだけで陰謀論吹いてるだけなら、まだ大したことないけど、そこから一歩出るとちょっと限度超える。限界を超えているのに、気がつかずについて行く。


ああ、まともな人たちが陰謀論者について行く不思議。なんで主張を共有していると、陰謀論でも納得できてしまうんだろうか。そして陰謀論成分を否定する人は、なぜセクトから批判されねばならんのだろうか。