大阪府の有害図書ネタ

大阪府有害図書ネタが一部で話題だからちょっとググった。


基本、東京のとおなじで「大阪府青少年健全育成審議会」がある。
http://www.pref.osaka.jp/houbun/reiki/reiki_honbun/k2010487001.html


議事録はネットにないみたいだけど、東京のと似たようなことをやってるんでしょうね。事前に事務局が選んだのを「指定やむなし」とか何とか言って。


審議会委員の名簿というのがあって、
http://www.pref.osaka.jp/koseishonen/jorei/ikuseisingikai_meibo.html


で、例によって問題だという人もいる。問題視されてるのは人選の恣意性。出版関係者がいない、なぜか産経と読売の人が委員になってる。他方で、会長代理の園田寿甲南大学法科大学院教授が規制に慎重とかで心強いという意見もある。
http://tweetbuzz.jp/entry/19165352/www.pref.osaka.jp/koseishonen/jorei/ikuseisingikai_meibo.html


パンフレット、ちょっと重いけど分かりやすい。この説明でも結局東京都のと大して変わらない。包括指定云々の話も、ようは自主規制なりをちゃんとしとけと言うだけのことなんじゃないのかと眺めてて思った。
http://www.pref.osaka.jp/attach/6478/00000000/otona.pdf


くだらないのは、そんな問題ならもっと早くに問題視して、こういう仕組みを叩き潰すように主張するのが筋だろうと思うのに、やっぱりそういう議論にはならないんだね。変な話で。


あと、審議会規則をみると、審議委員を任命するのはやはり知事になっていて、常識的に考えるとそんな無茶苦茶できないようになってる。もし無茶苦茶するなら、そういう知事を選んだ大阪府民の民度の問題で、ご愁傷さまでした、ということ。そうなったら「有害図書」どころでない、もっと深刻な問題を起こしてると思う。
http://www.pref.osaka.jp/houbun/reiki/reiki_honbun/ak20100871.html