なんちゃって明証性

山口貴士先生が弁護士なのに法律が読めず、それで強引に政治的なポジション取りをしてるだけで、立派なトンデモ弁護士であると。こういう弁護士が漫画界の大御所と並んで記者会見を開いて、トンデモ意見を吹いて、地方自治体でしかないけどそれなりの力を持ってしまったわけだ。


・・・ま、この状況をたいして批判しないんだよね。妙な右翼が吹いてるのは見たけど。


「素人」の僕には、ニセ科学もトンデモ弁護士も、どっちも同じなんだよな、これ。詐欺だとか社会悪だというなら、山口先生もひどいよ。一例だけあげるとこれとか。


【表現規制反対!】東京都青少年の健全な育成に関する条例の改正案【問題多すぎ!】ver 3(シンプル・イズ・ベスト版): 弁護士山口貴士大いに語る
第一の児童ポルノの定義があいまいなのは「素人」として理解するけれど、今回の条例案では強制力がないので議論の意味がない。仮に強制力があっても、奈良の様子を見たら所持罪でそう簡単に捕まる感じもない。


第二は都条例で対象になる性描写はそんな危惧を抱くほどのものではないようだし、第三の自主規制の問題は、むしろ業界の自主規制が十分でないからこういう問題がおこる。


なら、なんでニセ科学批判のようにトンデモ弁護士批判が成立しないのか。


あれでしょ。ニセ科学批判だとパッと見、「なんちゃって明証性」があるような気がするから、それによりかかって批判してるだけなんじゃないですかって。ホントは、詐欺が許せないとかどうでもいいんじゃないですかって。


本当に社会悪が許せないなら、ニセ科学もトンデモ弁護士も許せないというのが当たり前でしょうに。