天に唾することもある

東京都条例案の理解としては、もうこれで話が終わってた。
http://twilog.org/p2c_unobvious/date-100317
http://twilog.org/p2c_unobvious/date-100318
http://twitter.com/p2c_unobvious/status/10666169282

それがですね、ちょっと難しい場面もあるんですよ。過去のツイートを見て頂きたいのですが、表現のエグサだけが現在の基準になってて、汁も描き込むようなやつしか不健全図書に指定できないんですよ。今、東京都がとっている「性的感情を刺激」の解釈によると。

都議会の答弁などなどの資料を読んだらこうなったそうだ。しかも東京都の説明が出る前のtweet。明解。ご立派。なんでこういう素直な理解が普通に広まらないのか。あるいは声のでかい変な意見の持ち主に流されるのか。



http://twitter.com/p2c_unobvious/status/10665561142

これは、その通りですね。実際、奈良県では児童ポルノの単純所持は違法で罰則もありますから。都のやることを監視するのは重要だと思います。@natamamenoki 「ただ同時に、これからも都がゾーニングまでしか出来ないもしくはしないという保証はない。」

そのとおりなんだけど、たとえば「不健全図書」指定の答申をする東京都青少年健全育成審議会のメンツを見れば、民主的なチェックが効くようになってると建前としては認めざるをえないんじゃないかな。
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/09_meibo.pdf


このあたりの不信感は、究極としては東京都民の「民度」の問題になって、下手に批判すると天に唾となって自分にはね返ってくる。都への不信は民主主義への不信であり、つまりは自分たちの「民度」への不信ってことだ。


その辺をすっとばして、「規制」とか「非実在青少年」とかキーワードで釣られ煽られまくってる。文句があるなら都議会選挙に行って民主主義を機能させましょう、ということなんである。