たかがネットのお遊び

Twitterにはなはだ懐疑的な自分なんだが。。。
続・Twitterに勝手な期待をおっ被せる罪: CONCORDE
管理人さんのコメントに思わず頷いた。

んー……
わたしの個人的な考えでいえば、Twitterを『真顔で』使うのはおよしなさい、と。
そういう意味で政治的なものとか稼ギ(ノタメノ人脈ツクリ)目的だとかと同じ理由で災害関連も忌避したい領分だったりします。
そういうことのために生まれたものじゃないだろうと。

たとえば、日本の政治家のTwitterを見ていてはなはだ疑問なのは、意図は分かるしそれなりに面白いものはあるんだけど、選挙民との交流を意図するあまり、アホみたいなTweetに反論してるのが本当に気の毒。なんで政治家にそんな偉そうにイヤミ言えたりするわけ?って、いや、政治家ってこんなレベルの人間を相手にしなきゃならないのかと、改めて感心した。とにかく、政治家に偉そうに言いたがる一般人が少なくないらしいことに呆れるばかりで、僕がもし政治家ならとっくにキレてる。といって、民主党の藤末さんみたいな、本当に単なる日常のつぶやきもアホくさすぎて読んでるこちらは脱力する。


ネット選挙についても、管理人さんのスタンスは明確。
失笑を通り越して、これはもはや恐怖。: CONCORDE

これは怖い。


原則反対します。
ネットで話題になる、ということは、善悪いづれでもひどく単純化されて猛烈に増幅され、そしてごく短期間のネタとして消費される、ことを意味します。


そのような「刹那の」「極端な」振れがリアルに影響を与えていいはずはないし、むしろ影響を与えることなどあってたまるか、というのが正直な感想であります。

選挙についてはちょっと置いておいて、このネット観に僕は賛成。特に「善悪いづれでもひどく単純化されて猛烈に増幅」されるという部分に、全く賛成。


ネット選挙のことはよく分からないというか、公職選挙法の根っこが問題なんだろうと思う。リンクされてるNiftyやYahooのサイトを見ると、「選挙でネットが使えないのは先進国では日本だけ」などと書かれてる。いや、そもそも論でいうと、これだけネットが高速かつ安価で自由に使えて、しかもインターネット人口が大きいのは日本くらいのはず。で、そういう日本の現状と他国とは安易に比較できなくて、しかも公職選挙法でガチガチに固めてる問題はおそらく別だ。河野太郎さんが以前言っていたけど(ネットは万能でない - 今日の雑談)、そんなにネットが重要なら普段から頻繁にブログで発言していれば十分だよ、とか。


だから、選挙におけるネット利用以前に、まず公職選挙法そのものを比較する必要があるんでないの。たとえば他国の法律が元々ゆるいものだったら、選挙におけるネット利用も当然そうなるはずだから、比較する意味ないでしょ。「他の先進国では」と劣等感を持つ必要はないんだ。


ま、こんな時代だからもちょっと融通を利かせてもと僕は思うけれど、でも、ちょっと前に見たような、ネットで日本のオバマを!みたいな売り文句、誰が考えたのか知らないが、ちっとも現実的でない。あんなセールストークは誰も信じないんだろうけどね。


でもネットの力を過剰に信じちゃって現実が見えなくなるんだよな。それが問題。Twitterもブログも、たかがネットのお遊びでしかないのにって割り切りが、難しいみたいだね。