ネットで仲良く敵を叩こう

http://alfalfalfa.com/archives/386737.html
これは解説部分がやや極端。題目だけ取り出してやると、かなり当たってる。番号を付けてやると、こう。

1 敵対する対象を作り上げ、そのささいな欠点を指摘することで「慰め」を得ている可能性がある
2 「失敗」や「間違い」を異常に恐れている。
3 立場の弱い、根無し草の人間は集団を作って安心する。
4 その対象とは直接には無関係な物事と結び付け合わせ、代理敵として叩く
5 ネットは世間のマジョリティーに反発してる奴の声が大きくなる傾向が生まれやすい。

1・2・3はひとまとめにしてやっていい。なぜなら、どれも「自分は正しい」ことを確認したがってるだけだから。


1はいうまでもないし、2は「正しい」に乗っかることの裏返しで、3は「自分は正しい」を「自分たちは正しい」にすることで、「正しい」考えの強化をしているわけだ。


そう考えると、4はドンキホーテのように「敵対する対象」の影響力を過大に見積もることで妄想が膨らんで陰謀論に走るってことかな。妄想は「自分が正しい」という思いと比例している。ネット右翼がすぐ「創価」とか「反日」とか言いたがるのは典型的。


ただ5は当たり前。マイナーな意見をもつ個々人の間を結び付けやすくするのがネットなんだから、マイノリティの声が比較的目立つようになるのは当然。


しかもマイノリティというのは、マイノリティであるというだけで、しばしば声がでかくて過激なので、余計に目立つ。



「負け犬の自慰」とちらりと書いてるけど、たぶんそうだと思う。


厄介なのは、ネトウヨニセ科学批判からかつての「のまねこ」騒動やありがちな祭りまで、どれももっともらしい建前を言って自己正当化して、「負け犬の自慰」という本当の部分は見せないことで成立している。。。いやあ、負け犬でないのに信じちゃってるのもいるかもしれないけれども。


ネットの運動や祭りが、どことなく暗い雰囲気が漂っていて、明るい華を感じることが全くないのは、原動力がネガティブだからなんでしょう。