ネットの不思議

ネットのある議論をずっと見てきたが、このところ面白くて仕方がない状況になってきた。ネットの現象として非常に面白く思っている。でも、ニセ科学批判はバカにするだけだから難しくなかったけども、他方でこのネタは専門知識がやっぱり必要なので、このブログでは扱わずに、ヲチるだけに決めている。それでも、門外漢なりに見てるとわかってくるもんだ。


そのネタに疑問を持ったきっかけは、そのネタにかかわるある人が、もともとオカルトが好きでハマっていたという一言を随分以前に見かけたからだった。普段はとてもオカルト好きとは思えない筆致でものを書いていた人なのだが、この半年位はたしかにそういう気配がプンプンしている。方向性が違うだけだということはよく分かった。


問題は、それに対する側の言ってることが無茶苦茶なのに方向性はどうも正しいように思われることで(このへんの判断が素人には難しい)、無茶苦茶だけど正しいのと、まともなのに間違ってるのとの喧嘩になってるのが壮観である。面白い。


面白いというのは、ここでも結局はネットにおける徒党という問題に尽きる。人とつながりを持ちたがるのはいいとしても、なんで「正しい」側につこうとするのか、「正しい」ことを信じるのか、そして「正しい」自分とその仲間たちで自家中毒を起こすのか、実に不思議だ。自分も以前はそういうことをやったことがあるだけに反省の意味を込めてヲチているのだけども、しかし不思議だ。