「そうは言っても」論はニセ科学批判から離れる

続きになるかな。
ニセ科学批判の立場にたつならば。。。 - 今日の雑談
ホメオパシーで、「そうは言っても、ヨーロッパでは実際に利用されてる」と言った瞬間にニセ科学批判から離れてしまって、別の次元の問題が介入している。


僕はニセ科学批判の立場を取らないので「そうは言っても」と言えるけれども、本来ニセ科学批判の人たちが「そうは言っても」と言える立場にない。


別のネタでもこれは同じ。
ニセ科学批判では血液型性格判断は差別だという。「そうは言っても、話のネタくらいにはいいんじゃないの」。


水伝はイケナイという。「そうは言っても、例え話としてならいい話じゃないの」。


ことニセ科学批判に関する限り、「そうは言っても」が許容される範囲はないし、そういう糊代を否定するのがニセ科学批判である。科学として間違っている、科学的に根拠がないものを科学として偽って称しているんだから。


だから、ニセ科学批判を標榜するなら、「そうは言っても」と言ってはいけない、言える立場にないはずなんだ。