利用者側の意識も変える

これははてなに限らずなんですが、結局、ネット上で徒党を組む、他人とつるむ、妙な仲間意識を持つことに対する警戒心がもうちょっとあればいいのに、と思うんですよね。遊びとしては全然かまわないし、人それぞれ結構なんだけど、危ないよという部分も理解されている必要がある。


それに、ある場における多数派は正義だという錯覚はやめる。あるいは逆に、理屈で自己正当化して「正義の多数派」を形成することの危うさを、もうちょっと意識して欲しい。


これは常々書くことなんですけど、論理的であること、理論的に正しく見えることにのっかることがいかに危いことか。理屈として正しい側にのっかって他人をギリギリ締め上げることの危険性って、あんまりよく理解されてないみたいなんですよね。理屈が正しいんだから自分は悪くないという開き直りを頻繁に見る。はてなには理屈っぽい人が多いというか、それなりの頭を持ってる人が多いみたいですが、かえってそういうのに乗っかりやすい面があるように、僕には見えます。


理屈って変なもんで、そこで慎重になればなるほど、ますます正しさの確信がエスカレートしちゃう。困ったことに。


なんだろう。2ちゃんねるなんかで匿名だから問題なんだって議論があったけれども、場の勢いがいろいろ言わせてもいるんですよね。ブコメも同じで、多数派にのっかってるという気分がないとこうは言わない、そうはならん、という面がある。はてながどうこうするのが難しければ、利用者側の意識の持ちようをもう少し変えてやる必要が、あるんじゃないのかなと思います。