似て非なるもの

ナイチンゲール曰く、「ホメオパシー療法は根本的な改善をもたらした - NATROMの日記
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元のエントリについては言うことはないんだが、反応を読んでると、ちょっと待ってくれという気分がする。まして、天羽先生あたりのものの考え方とはえら違い。「考えてることは同じか」などとよくも言えたもんだ。

Notes on Nursing.
面倒だから訳さないし、ざっと一読しただけだけど、前書と結語だけでも読めば、痛烈な皮肉と熱誠のなかから、彼女がどれほどの愛情の人かがすごく伝わってくる。基本的にはニセ科学を叩くだけで喜んでるニセ科学批判とレベルが違う。ものが違う。


なんも言わんから、まあ読んでみ。偉い女だわ。偉いよ。

追記
ナイチンゲールの毒舌 - NATROMの日記
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たぶん、一番大事なのは結語の章の最後の部分だよ。合理的な理由があるからとて安易に喫煙者をバカと言い放つ医者や、新型インフルエンザで「マジで強毒型がやってきてくれれば、ホメオパシーを信じるバカをまとめて駆除できるんじゃないか」と言いだす学者の精神と、彼女の精神は無縁だわな。それを読まずに何を読むっていうの。(もっとも、現実にああいうタイプと接したら面倒くさいでしょうけどね)


あたしも口が悪いほうだけど、同じ口が悪いのでも違うんだよね。中身が。そう思うと、ニセ科学批判の精神って、貧しいよね。


ついでながら、彼女の皮肉を英国流だと言う人もいるけど、あたしゃよく知らないけど、イギリス人のあれってもうちょっとえげつないというか、読んでて薄汚くニタニタ笑いたくなる奴で、ナイチンゲールの皮肉ってすごく直截的だと思ったんだけど。。。このあたりは自信がない。