2014-12-28から1日間の記事一覧

扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part146 数年前の日銀法改正騒ぎとは何だったんだろう ―「歴代日本銀行総裁論」を推す

今月、講談社学術文庫から吉野俊彦の「歴代日本銀行総裁論」が出た。早速、注文して読んでみた。「歴代日本銀行総裁論」は、日本銀行の悪戦苦闘の歴史を俯瞰できる好著であって、私のような門外漢にも非常に興味深い記述が並んでおり、名著の誉れ高いのもう…

扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part147

前記事で、 さらに言えば、海外の経済学者たちは、当然こういった日本銀行の苦闘の歴史とその経験なぞ知っているわけがなく(なにせ第三代総裁川田小一郎のときには、日本銀行条例で禁止されていたはずの、株式を担保にした貸出を行っている)、なんだか呆れ…