JCの話に火がついていて、元会員の退会話や、コンパニオン会社の苦情を書いた12年前の記事などが出てきている。

私も先日書いた。というのも、余りにもひどすぎるからだ。
2018-03-01 - 今日の雑談
2018-03-02 - 今日の雑談

飲んでいる席での醜態は本当に無茶苦茶で、それ以外にも「事業」というから調べてみたら、北欧のサウナの後の冷水風呂体験というのがあって、「最初はどうなるかとビクビクしたが、思い切ったら入れた」というようなことが書かれてある「事業報告」がネットに出てきて、「ダチョウ俱楽部の物まねか」と唖然としたことがある。こういう活動のために、各会員、年ン百万円、ポストが上がると千万円以上も浪費するのだから、異常というよりない。

まともな人も確かにいる。私が話を聞いた中央の人はまだ話ができる人だった。ただその人もそうだったが、たいていの場合、いかにJCが素晴らしいかを力説するところから入るので、こちらは面食らう。

それに、迷惑やおかしな問題を、組織として対処することはまずない。仲間内のかばい合いに終始して、臭い物に蓋をしてやりすごすことしかやらない。だから、まともな人もいることはいるが、組織としての対処が皆無であるため、まともな人もいるから何なのかという話にしかならない。

全国組織である日本青年会議所と、地方の青年会議所は違うという声もある。違うことはない。地方はカスが集まっているので余計にひどいというだけで、苦情を書いているコンパニオン会社は神戸らしいが、そりゃあ確かにひどいだろう。

もちろん、青年会議所にもそれなりに良い面はあって、基本的には小規模事業者の組織運営教育や、災害時のネットワークとしての機能というのはあるようだが、そのためにこういうことでいいのかという疑問は持たれて当然だろう。

JCに使っている分のカネは、従業員の給料にまわした方がよほど建設的なので、青年会議所の会員がいるところに勤めている従業員は給料の値上げ交渉をする方が良い。

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ただ、これはまだ問題の序の口なのではないかと私は思っている。

JCは会員の多くが中小企業の社長・後継ぎたちで、それでこの惨状ということは、JCの会員であるかどうかにかかわらず、日本の経営者の大半はこのレベルなのではないかと疑われる。

そして、経営者の問題だけに限定できるのかどうかも分からない。

JCの会員の大半は、一皮むけばそこらの兄ちゃんと大してかわらないわけで、特別どうという人は本当にごく一部にすぎない。

それぞれの「世界」で、JCと似たようなことをやっているのではないか。たまたま、JCの会員は小銭を持っているのが少なくなく目立つだけで、実情としてはどこでも大して違わないのではないか。

正直に言えば、JCのレベルと、日本で行われていること、目にすることの諸々のレベルと、そう大きな違いが本当にあるのかどうか、よく分からないことが少なくない。これが、より大きな問題なのではないかと、私は疑っている。