扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part144 リフレ派は「生活防衛」するな!

少し前の tweet だが、田中秀臣先生の次のようなものを見た。
https://twitter.com/hidetomitanaka/status/534507139213955072

雑談ぎみに軽く書くが、4月から消費税があがって個人的にお金の減りが早くなったなあ、と実感している。食事担当なのでw、毎日スーパーにでかけて買い物をしていると消費税の負担をずどんと感じる。4月からの消費税の影響を切り分けて考えることができない人は、「庶民感覚」からも嘘くさく感じる。

https://twitter.com/hidetomitanaka/status/534509145261486080

で、やはり外食は控えめ、スーパーのポイントが倍増する日とかにまとめ買う。、冷蔵庫のなかのものをムダなく使う工夫をする、チラシをよく読む(笑)、スーパーの使い分けなどで対応することにしている。もっとやりくりの達人はいるだろうが、さすがに熱意をそこに振り分けるコストもあるので難しいw

これを読んでさすがに呆れたんだが、普通にインフレでも「個人的にお金の減りが早くな」るはずであって、「スーパーのポイントが倍増する日とかにまとめ買う。、冷蔵庫のなかのものをムダなく使う工夫をする、チラシをよく読む」などというのは、物価が上がろうかという時には別に珍しいことでもなんでもない。しかも、消費税は上がったが、同時にモノの値段も上がったわけだ。単に「賃金の上昇が追い付いていないだけ」にすぎない。

リフレ派のアジテーターならば、こんなバカなことを言ってないで、これをチャンスとみて、次のように主張するのが本筋だ。

「消費税は上がったが、インフレ方向なのは変わらない!今がチャンスだ!どんどんものを買え!借金してでも消費しろ!インフレになるんだから借金したほうが有利だ!

財布の減りが早い?なんてすばらしいことなんだ!もっともっと財布の中身を減らしていきましょう!

え?嫁さんがうるさい?

・・・なんてことだ!そんな経済にうとい女なぞ、とっとと離婚しろ!日本経済のために、慰謝料も借金して満額払え!当たり前だ!」

と主張するべきなのではないだろうか。

もちろん、他のリフレ派の人たちもそうですよ。私も資産が増えたが、あなた方だって資産が増えたはずだ。どしどし消費してるんでしょうね?

・・・と思って、ちょっと検索してみたら、こんなのが出てきた。
【田中秀臣氏インタビュー】日本をデフレから救うのは、凡庸だが最良の処方箋の「リフレ政策」 『デフレ不況 日本銀行の大罪』著者 田中秀臣氏インタビュー|ビジネス+IT

物の値段が下がっているということは、言い換えると、物を作っている人たちの財布の中身がどんどん減っていくということなんです。だから「物価が下がる」よりも、「私たちの財布の中身が減っている」って考えた方が、デフレのもたらす「悪」っていうのがわかりやすいんじゃないかと思います。

田中センセ、結局物価が上がっても下がっても、どっちにしても「財布の中身がどんどん減っていく」んじゃないの?

センセの稼ぎが悪いって話なら乗らないよ、それ(呆)。