同感

これは一読してその通りだと思った。一部だけ抜きだす。
笹井博士会見感想 - 科学政策ニュースクリップ

問題の核心は、小保方博士に博士号を与えた教育、かつユニットリーダーにした採用プロセス、そして、研究業界でいわば日常になっているギフトオーサーシップあたり。このあたりを徹底検証しないと、事態は繰り返されるだろう。

ということになるんだろうと思うし、私が前回書いたこともこれだ。

過去記事一覧を眺めていて気になったものを見たが、例えばこれなんかはどうだろうか。
特殊と普遍〜「小保方特殊論」を超えて - 科学政策ニュースクリップ
詳しいことは読んでもらうとして、このあたりなんか、そうだろうなあと思った。

 「小保方さんはちょっと普通の人とは違う」ので、こうした問題が起きた、という話にしてしまえば、話は楽だし、小保方博士一人を排除してしまえば解決ということになります。こんな事件はそうめったに起きるものではないので、「小保方特殊論」ですまそうという誘惑にかられる人も多いのではないかと想像します(実際そういう声を多く耳にします)。

「実際そういう声を多く耳にします」というのが嘆かわしいよな。

 日本の研究者育成システムや、研究機関が、一般の人々や諸外国から、懐疑的な目でみられている状況のなか、「他人事」ではなく「自分事」として考えることが求められているように思います。

非常に同感で、こういう分野と全く縁遠い自分が考えていたことと同じことを「科学技術政策を監視し、政策提言を行いたい」という人が考えていたわけで、意を強くした次第である。