扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part104

これも誰のことかわかんないけど、一応反応しておこうか。
http://anond.hatelabo.jp/20130225210128

リフレ派の中におかしな奴がいる、そして他のリフレ派はそのおかしな奴全てを逐一批判しない、だからリフレ派は全体としておかしい

とか言い出すおかしな奴の頭の中の方が知りたい。


http://anond.hatelabo.jp/20130225235037

何であの人はこのメソッドがおかしいと理解できないのか謎。
はじめはワザとやっているのかと思っていたがどうやら本気でそう考えているらしいし。
このメソッドを使えばこの世の出来事のあらゆることを批判できるだろうに。

これは私もこういうことを言ってますわな。
扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part102 - 今日の雑談

私がずっと言ってたのは、リフレ派はまず自分たちのおかしい連中を批判しろ、黙認するな、と。

しかしながら、これまで私がずーっと言ってきたことを見てもらえれば分かるが、私の場合は「他のリフレ派はそのおかしな奴全てを逐一批判しない」ことが問題だとは言ってない。


いいですか。私がおかしいと言っているのは、まず高橋洋一田中秀臣飯田泰之や、つまりネット上のリフレ派をこれまでリードしてきた人だ。リフレ派を主導してきた人がおかしなことを言っているなら、まず率先して批判しろというのが一つ。


さらに、こういうおかしな「専門家」たちに釣られる人たち、特にインテリ・知識人が釣られてしまったのは非常に問題だと言っている。なぜなら、こういう人たちがおかしな議論に信用を与えることで、経済問題に疎い人たち、金融問題を特に追ってこなかった善男善女に誤解を与えかねないからだ。そして、実際に誤解を与え続けている。(何度でも書いておきたいけど、そういう私だってもともとリフレ論にはシンパシーを抱いていたほうなんだ)


そういう現状を批判しているんで、こんなものを是認、黙認し続けているリフレ派は、

全体としておかしい

と言われても仕方がないんで、そう言われたくないんだったら、少しでも彼らを批判する姿勢くらい見せてみたらどうなんだと。そうすれば、何も私がいちいち批判するこたぁないんだ。


したがって、

このメソッドを使えばこの世の出来事のあらゆることを批判できるだろうに。

ということにもならない。


あえていえば、私の理屈で批判できるのは、そうやって自分の内部の矛盾に目をつぶったり、批判しないまま通り過ぎたりする人たち、すなわち徒党であって、これを私は「ネット○○派」と言っている。私が批判しているのはこれなんで、その意味で、ネット右翼からリフレ派、ニセ科学批判まで、やっていることは同じであると私は思っている。そういう意味では、「都合のよい理屈」だと思いますよ。


でも、「このメソッドを使えばこの世の出来事のあらゆることを批判できる」ってことはありえない。ありえないね。なぜなら、もうちっとまともな運動なり組織なりであれば、内部の批判というのが極めて重要であることがよく認識されているはずだからだ。