扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part6 古い映画

橋下さんを見てると、どうも古い映画を思い出す。
オール・ザ・キングスメン - Wikipedia
リメイク版は見てないが、古いのは見た。
オール・ザ・キングスメン All The King's Men (1949) - Audio-Visual Trivia

政治家「ウイリー・スターク」は救世主か? それとも独裁者か?
高潔の貧しい無学の農民であったWillie Stark(ウイリー・スターク)が教師の妻に学問を受け政界浄化を唱え田舎町の出納官に立候補したが落選、めげずに弁護士となり貧しい人々の見方となります。  州立小学校の老朽校舎の惨事から政治家の汚職が認識されると今まで腐敗政治を説いてきたウイリー・スタークが見直されます。 ウイリー・スタークは現職州議員の票割れ作戦に利用され州知事選に出馬、又も落選しましたがウイリー・スタークがその選挙から学んだことは"金の力で勝つこと"でした。
選挙戦の密着取材から共感した地方名士の子息でルイジアナ州の地方紙の新聞記者であるJohn Ireland(ジョン・アイアランド)はウイリー・スタークの再出馬の片腕となり故郷の名門の家族も巻き込んでいきます。 そして、貧しい者の見方というふれこみで当選したウイリー・スタークは伝統を次々と踏みにじり悪の化身となっていきます。 他の大勢の人達同様に、記者のジャック自身も、故郷の家族、従兄弟で医師のアダム、その妹でジョンの恋人のアンまでもがストークの毒牙にかかってしまいます。 そして、みんな、スタークの部下となった。 みんなが(All The King's Men(王様の家来たち))に成り下がったのです。 ジャックの伯父の判事は自殺に追い込まれ、怒りに燃えたアダムの正義の銃弾がウイリー・スタークの息の根を止めるまで収賄に次ぐ収賄汚職政治が続いたのでした。

いや、もちろん、橋下さんがこの映画で描かれてるように汚職まみれとか、そういうことを言いたいんじゃないですよ。それに、今のところはまだなんともで、具体的にどうなるかは全く分からない。


それに、一番違うのは、橋下さんは「金の力」よりも「舌先三寸の力」(弁論の力・演説の力ですらない)により多く依存して有権者を釣りあげてる。今のところ。


モデルとなったのは、言わずと知れたヒューイ・ロング。
ヒューイ・ロング - Wikipedia

高校を出た後、旅回りのセールスマンとなり稼いだ金でオクラホマバプティスト大学に入り法律を学んだ。弁護士となったが政治に関心を持ち大企業攻撃で民衆の人気を得た。

不勉強なもので、ヒューイ・ロングに、橋下さんみたいな破壊衝動があったのかどうか、僕は知らないけど。


ただ、「どうせ大したことはできない」から「そのうちコケる」と一直線につながるものでもない。それが怖い。