ネット○○派 part341 ニセ科学批判は詐欺師の商売の邪魔をするから叩かれる？

ニセ科学批判は、ニセ科学を利用した「商売」が悪いから叩いているのかと言うと、そのへんの基準に問題があるんです。科学のレッテルの悪用が悪いといったときに、どこまでがダメでどこからがいいのかがよく分からない。

見るからに詐欺っぽいのしか「批判」してない、叩きやすいのしか叩いてないのが実態でしょう？

この辺りはもう書いたから繰り返さないけど、任天堂の脳トレも漢方薬や鍼も、牛の全頭検査もああいうのは叩かないんですよ。叩かない方が安全だから。叩きやすいものだけ叩いて、叩きにくいものは「批判」しないことで、まあ、受け入れられやすくしてるとも言えるし、むしろかえってまともに「批判」していたらどういう反応が出たのかねえ。。。「商売の邪魔」と言う意味では、かえって邪魔にならないように配慮してるように見えるくらいだ。

ゲーム脳はダメだけど脳トレはいい、ホメオパシーはダメだけど漢方や鍼はいい、牛の全頭検査みたいなところはさわらない。へーってもんです。

で、この種のダブルスタンダードをやっても、もうまったく素直に受け入れられてしまって、ニセ科学批判のネット○○派ぶりがスルーされてしまう。

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詐欺師の邪魔をするからニセ科学批判は叩かれるんだ、みたいな意見が有名人からぽっと出てくるあたり、ニセ科学批判がいかに根拠なく無反省かつ好意的に受容されているかと思うわけでね。

ネット右翼や反原発・「放射脳」は叩かれるのに、ニセ科学批判が評価される理由って、ないんですよ。

（追記）
あと、詐欺師の商売を邪魔するからだということなら、もう単純に消費者問題として割り切ってしまった方が話が早いと思う、これも何度も書いて来たんだけど。なんでわざわざニセ科学批判というものが必要なのか分からない。

いや、ニセ科学批判ってなんとなく良いイメージだけが先行して有名人が味方するんだから。問題あるよ。