ネット○○派 part301 また屁理屈こねなさんなと

自然科学で道徳を根拠づけるのはあれとして、ニセ科学批判がやってきた、あるいはやっていることは道徳と科学両方を利用した自分たちの言動や立場の正当化。だから不寛容になっているのであって、そこんところを間違えるとニセ科学批判のコアな人以外、不幸ですよ。


コアな人らはいいんですよ。勘違いしたままやってりゃいいので、知らぬが仏、お幸せで結構なんだから。

追記
「道徳と科学両方を利用した正当化」はたとえば、血液型性格判断批判の場合とかもそうですよ。血液型性格判断は海外の疑似科学批判の流れを汲むニセ科学批判としては、まあ割に意味あるもんだと思います。


ただ、「血液型性格判断は科学的に根拠はない」という話と、「科学を利用した差別は認められない」と世間の道徳の問題に持っていくのはもうまるっきり次元が違う問題なんだけど、たいてい両者いっしょくたになって語られています。ごく単純な話、「何が差別か」みたいな問題を自然科学で扱えるわけがないので、ニセ科学批判に、というか自然科学者がそこまで判定することははっきり越境です。


だけど、話そのものは見かけもっともなので、ついころっと騙されるんだけどね、これ。