ネット○○派 part228 Twitter後のネット:炎上の分散

「京大カンニング事件」と「外国人献金事件」と法律がらみの話が続いた。Twitterで様子を見ていたが、まあ、法律家の先生がたは素人の愚問・愚論に応対するのに一苦労されている様子だった。


見ていると無駄に議論吹っかけられてるんですよね。素人のほうは完全に思い込みで議論を進めるので、全く話がかみ合っていない。

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で、それはいいんだけれども、というか、法律家の先生がたもTwitterで遊んでおられるんだろうから、まあ、好きになさればよろしいんだけれども、見ていて思ったのは「炎上が分散してるんだなあ」ってこと。


TwitterがなくてBlogが流行ってたころに、たとえば「京大が警察に被害届を出した(あるいは被害届なしに警察が捜査し始めた)ことに問題はない、むしろ正当だ」とか「たかだか総額25万円の献金で『違法は違法』だからダメなんて単純な議論にならない」とか、そういうことを書いてると、確実に粘着する奴が出てきていたなと思った。ようは、炎上しています。


現に、「外国人献金」ネタでは極東ブログには粘着が出現しているんだけれど、あんなもんですんでいるのはTwitterで法律家相手に粘着しているのがいるから、そちらに分散しているからだと思う。


さらに、Twitter内でも、法律家の先生がた個人個人に粘着していて、ある一人の大物に、、、ブログで言えばアルファブロガーや有名ブロガークラスに延々絡んで巨大な炎上を起こすと言うより、Twitter内でプチ炎上があちこちで起こっている感じなので、こちらも分散していると言うべきだと思う。

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粘着している人間を見ると、「ああ、こういうタイプの人たちがブログで炎上を起こしていたんだなあ」としみじみしてしまえるのはTwitterの特質だろうと思う。その人の前後が読めるので。ブログだといきなり「名無し」さんでかかれるので、どういう考え・性格の人が絡んできているのかよく分からない。


しかし、ま、法律家の先生がたも愚論につき合わされていて、遊びとはいえお気の毒はお気の毒ではありますね。

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それはさておき、Twitterを眺めていて、一人に集中する巨大な炎上は今後起こりそうにはないが、各個人に延々と絡み続ける「炎上の分散」が今のネットでは主流になっているのではないかな、という話でした。