ホメオパシー論議の増田

http://anond.hatelabo.jp/20101005130110

でも、叩いている連中をみると、「レメディーには科学的根拠がない」とか治療法自体に対する批判が主のように思えるんだよね。

なんでそうなるかというと、ニセ科学批判の元ネタが外国のSkepticismの文脈による擬似科学批判だから。Skepticismの文脈なら、そういうかたちになるのは分かる。で、これを日本に持ち込むなら、当然、漢方も鍼も、、、、と、日本にもともとあるこの手の「代替医療」「民間療法」っぽいものはことごとく批判されなければならない。


でもそうならない。つまり、そこにごまかしがある。

で、最後には批判側が「ネトウヨ」みたいなレッテルの対象になるわけだ。
そしたら、何のために批判してたのかって事になりかねない。

世の不合理を正して合理主義を普及せしめんとするということなら、「ニセ科学は社会の病理」と言ってそれなりに筋も通るけど、でも支持者確保のために筋を曲げられると、もうどうにもならない。だから消費者運動やってんだか何なんだか分からなくなる。


しかし、「ネトウヨ」というとイメージ悪いけど、「ニセ科学批判」は必ずしもそうでないというのは、本当に、ねえ。。。
http://anond.hatelabo.jp/20101005091336

要はホメオパシーも「好きでやるなら勝手にやれ、ただし他人に迷惑をかけるな」っていう以上のものには思えないのよね。他人に迷惑をかける可能性は(つまり主流の医療に関する誤った認識をもたせて結果的に死人を出すとか)厳格に規制すべきなので、昨今そういう傾向の見解が出されているのは至極当然のことだと思う。「医療」を看板に掲げているのを見過していて結果的に規制が遅きに失したのは手落ちだと思うけどね。

規制すればって話にしかならないってのはずっと言ってるんだが、だいたい普通に素直に考えたらそういう結論にしかならん。。。ニセ科学批判ではそうならないのは、単純に元ネタが横文字のSkepticismだから原理的に全否定するというだけ。


このところ「排除しようとは誰もしてない」とか言ってるのが多いけど、にもかかわらず「きちんと規制しましょう」という話にもならないのは、根本的にここで混乱してるからだ。

まあ本当にどうでもいいんだけど、最近の叩かれようは「また都合のいい批判対象がでてきたんだなー」という印象しかなくてなんだか自分は肩入れできないんだな。

そういうことです。


しかし、日本で横文字のSkepticismが成立するのがいかに難しいかって話、誰か書いてくれんものなのかな。でないと、錯覚する。。。度し難いわ、ホントに。