ネット○○派 part84 批判とバッシングの境界

ホメオパシー「バッシング」と言ってはならないそうなんだが、これを見たときは昔のネット右翼の議論をまたまた思い出した。


彼らもよく言ったんだ、「正当な『批判』とただのバッシングとは違う」、自分たちがやっているのは「批判」にすぎない。おかしなことをおかしいと言ってるだけでバッシング扱いするな、云々。まあ、その言や善し。


ネット右翼がターゲットにした言説が実際のところおかしくなかったかというと、やっぱりおかしいものもあったと思う。


でも、単なる「批判」だったら、なんで炎上起こしてコメント欄でしつこくブログ主に絡み続けて、「俺の質問に答えんかい、オラオラ」とやらなければならなかったのか。やはり、あれは「批判」ではなくて、一線越えてたんですわな。


ネット右翼のおかしさは、たまたま政治ネタだったから相対化しやすくて分かりやすい、というだけの話。仮に炎上を起こして遊んだネット右翼たちに理があったとしても、おかしいことを言っているおかしい人には、そのままおかしいことを言わせ続けるべきだった。もし、自分たちがやっていることはただの「批判」にすぎない、おかしいことをおかしいといって何が悪いといって開き直るなら、そういう良識が必要だったと思う。

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ホメオパシー「バッシング」というなと主張したくなる理由は、科学の裏づけがそれなりにあった上でのことだからということだろうと思う。それこそ、おかしなことをおかしいと言ってなにが悪い、自分たちがやっていることはただの「批判だ」というのも、それなりにごもっともな一面はある。


でも、だからといってすべてが是認されるわけではない。


いくら「批判」する側に理があることでも、どこかで一線を越えるとそれはもう「バッシング」になるだろう。さて、今のホメオパシーネタの扱われ方は、「バッシング」か否か。僕は「ホメオパシー叩き」と表現しているけれども。。。