テンプレ化

こうやってテンプレ化していくんでしょうねえって感じです。
熊本 臨床心理士の私的スピ系備忘録 ホメオパシー推進者がよく使うロジックに反論してみる。
理屈が通るところは通ると思うんですけどね。

ホメオパシーには200年の歴史があり、効果がなければこれほど使われ続けるはずがない】

日本学術会議の副会長は、漢方は歴史があるから科学的だといっているそうです。菊池誠先生は鍼灸は日本で使われた歴史があるから、調査する価値があるといっています。


何百年使えば科学的に意味があるといえるんですか?200年では足りないみたいなんですが。

ホメオパシーは各国で保険診療になっている】
イギリス国会ではホメオパシーに効果が確認できないことを認めながらも、保険診療を継続する決断をしています。

スイスでは国民投票ホメオパシーを認めちゃいました。

【なんと言われてもホメオパシーを使う自由はある】
そのとおりです。
日本学術会議の談話でも次のように明記されています。
ホメオパシーについて十分に理解した上で、自身のために使用することは個人の自由です。」
ただしあくまで思想、信教の自由においてであり、個人の枠をこえて他者に間違った情報を伝えてはいけません。
もちろん医療機関でも厳に慎まなければなりません。
お守りや祈祷、幸運の壷を信じるのと同等に、ホメオパシーを信じるのも個人の自由ですが、それを他者に強制したり、医療機関で勧めるのは倫理に反しています。

ということは、ホメオパシーが気に入った人がいて、これを施す人がホメオパスとなって、また他方でホメオパシーを受けたい人がいたら、それは個人の自由だということになりませんか?他人に強いさえしなければいいんだもの。


医者がホメオパシーを使う国もよくあるようですけど、ちゃんと医学を勉強してない素人がホメオパスになるのと、医者がホメオパシー利用するのと、どっちがましだと思います?結構難しい問題だと、僕は思う。この辺はそれこそ議論してもらいたい。(答えがすぐ出せないから、だから医師会も「会長談話に賛同する」としか言えなかったんじゃないの?)


全体を見て「効果」「効果の検証」という言葉が目に付くけど、ホメオパシーをやってる人は「効果がある」と信じてるわけで、ならやらせておけばいいよ。それに、必ず効果があると検証・確認されたものだけ利用しろとか、言えない。そこで漢方・鍼灸などなどはどうなるんだという議論になって、議論がグルグルまわっちゃう。「鍼や漢方は効く」とか、言いっこなし。


追記
これもそう。
ホメオパシーに信頼を寄せてきた皆さんへ | ほたるいかの書きつけ
この理屈でいくと、鍼灸漢方はどうなんの?って話に。やっぱり漢方や鍼は他人に勧めることさえやってはいけないんでしょうか。普通、お勧めしてもやらない人はやらないよ。


ニセ科学批判もそうだし、日本学術会議の会長副会長もそうだけど、外国人のホメオパシー批判に単純に乗っかりすぎ。この理屈でホメオパシーを叩くなら、日本じゃ鍼漢方をこそ叩かなきゃ。