ネット○○派 part29

http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20100818/p1
記事中のリンクも読んだ。(しかしあれだ、無期限休筆宣言からまだ書きますなあ。)

BUNTENさんが「リフレ派の実体なんてねーよ、ただの呉越同舟に過ぎない。」とおっしゃっているわけですが、

ニセ科学批判相手なら、この手の呉越同舟をより明確化させるために、団体作って内ゲバしなさいというのをおススメしている。呉越同舟をあまり明確にしないことで素人を釣ってるわけで、これはよろしくない。別に政治でないわけだし(←これ、イヤミ)。


リフレ派のこの議論は、田中先生あたりがリフレの「正しさ」を旗印に罵倒説教という布教活動をしているのを、逆にリフレ派が左翼に同様の「正しさ」を旗印にゴリゴリと理屈責めでいじめられている、ということにしかなってない。まあ、お互い様といえばお互い様。


政治という面で言えば、リフレ派とコアな左翼とどっちがどう強いかの話になる。たぶん、「みんなの党」(に代表させてしまうけど)のほうがゴリゴリと理屈責めする左翼政党よりずっと強いはずだから、左翼の理屈責めは相手にせず無視して、リフレ派に賛同してくれる層と共闘すればいい。で、リフレ・左派がリフレ・右派の「民族主義的側面」を抑制していきます、とでも言うしかない。ああ、どっかで見た光景。


さて、ここでネットに限定して言ってしまうと、まあ実に不毛と言わざるを得ない。「正しい」の信念が前提にあるので、こういう人たちの間でまず議論が成立することがない。じゃ、どうするか。

折にふれwebmasterが飯田先生はすばらしいなぁと申し上げているのは、多分、この辺りの機微に飯田先生は自覚的で、雨宮処凛さんや湯浅誠さんとの対談では、それぞれのトッププライオリティを相当程度尊重されています。

を各々がやるしかない。でも、リフレ派は田中先生を黙認したわけだし、左翼はゴリゴリの理屈責め組の自由放任地区。どうしてか。○○派だからだ。そうして政治は数、数は力、数を背景にすると引けなくなる。「自分たちは正しいのに」とわめくだけになる。ネットの集団にろくなことがない。


ま、「リフレ派」の人たちは「リフレ派」やめて、「リフレを支持する人」になればいい、、、だけではない、ネットの左派もやめて「リベラルな人」にもなればいい。そうすると、もうちょっと気が楽になるはずですわ。