ネット○○派 part21 再掲・スイスの話

スイスの話を再掲しておこうかな。
国民投票 代替医療とIC旅券 - SWI swissinfo.ch
国民投票 代替医療、IC旅券共に承認 - SWI swissinfo.ch

5月17日の国民投票で問われた第1案件「憲法代替医療を医療として認める」は67%の高い支持率と全州の賛成で承認

スイスで人気 ホメオパシー - SWI swissinfo.ch

ホメオパシーは慢性病に効く。子どもの病気では、インフルエンザ、中耳炎、胃腸炎不眠症、性格的問題など。大人では、炎症性のもので、頭痛、花粉症、急性の蓄膿症など、3カ月ごとに繰り返し同じ症状が出る人に特に有効だ」
 とホメオパシー医師、ブルーノ・フェローニ氏は言う。

例えばがんは、ホメオパシーでは十分に治療できないという。
 「がんは臓器が侵される、体の1部分の病気と呼ばれるもの。つまり肝臓がんは慢性肝炎の進んだ形でこれはもうホメオパシーでは治せない。心筋梗塞も治せないし、盲腸にかかったら切るしかない。体が自分の力だけで治すことができないものはホメオパシーの治療範疇 ( はんちゅう ) に入らない」
 と説明する。

「私も西洋医学を学んだ人間なので反論は理解できるが、実際に治療経験から、こうなんだと答えるしかない。より希釈された15CHのレメディーの方が希釈が少ない5CHより早く、有効に効くのを実際に見てきた」
 とフェローニ氏は言う。

ヨーロッパのホメオパシーが実際にはこの程度のものなんだとして、ガンに効くとかなんとかふいている日本の団体を規制するとして、で、共存できますか?という問題だと思いますよ。


共存できないならできないでいいんですよ。でも、それはニセ科学批判の問題じゃなくて、もちろん科学的根拠がないという要素も大事だけど、歴史の問題・社会における受容の問題の要素がかなり大きいよ。そうしないから、「被害」を取り上げてみんなで叩けばそれでいいという話になる。

一方、こうした議論をよそに、スイスではホメオパシー治療に頼る人がここ数年増え続け、ストュデリー氏によれば、ここ4年来ホメオパシー薬の販売量が毎年5%伸びているという。またどのホメオパシー治療機関も満員で、患者のリスト待ちが続いている。実際、フェローニ氏のところでも毎日数人の患者を電話で断っており、「初診を望むなら10月か11月になる」という。

だってさ。


スイスでは受け入れられてるもんが、日本では何をどうしてもどう規制しても絶対に受容されてはいけないと主張できる根拠って、なに?