イタリアの団体CICAPの場合
シモンチーニを一番叩いてるのはこのイタリアのお医者さんのようだが。。。
MedBunker - Le scomode verità
イタリアの懐疑主義団体にリンクがあったのでたどってみた。
CICAP - HomePage
Wikipediaを見る。
CICAP - Wikipedia
CICAP - Wikipedia
これによると、Piero Angelaというジャーナリストがたまたま科学ネタに関わったことがきっかけとなって、CSICOP結成の2年後の1978年に同様の団体を作ろうとしたが失敗。1989年に、前年から準備を進めて、団体を設立。(そういえばドイツのGWUPも1987年に設立されてたっけ)
名誉会員にノーベル賞受賞者2人(Carlo Rubbia、Rita Levi-Montalcini)が入っているほか、Umberto Ecoがいる。
目的は「マスメディアによって報じられた『神秘』や超常現象の信憑性に関する調査、そして調査結果を講演・出版物などを通して広く知らしめること」「こうした活動を通じて、科学的方法と批判精神の普及、合理性に則った教育活動の展開を目的とする」んだそうだ。
扱う分野は次の3つ。超常現象(テレパシー・千里眼・予知・テレキネシスなど)、疑似科学(占星術、代替医療、創造説、数秘術など)、伝説や奇跡。
ちなみに、CICAPのサイトで疑似科学絡みの項目を開くと次のものが出てくる。
PSEUDOSCIENZE
Astrologia Creazionismo Cristallomanzia Feng Shui (Geomanzia) Frenologia Iridologia Omeopatia Piramidologia
占星術、創造説、水晶占い、風水、骨相学、虹彩学、ホメオパシー、ピラミッドパワーを挙げている。(ってか、風水だのピラミッドパワーだのって、疑似科学なの?)
宗教絡みの問題について、次のように答えているが。。。
Pagina non trovata
A parte cio, pero, pensiamo che ognuno sia libero di credere in cio che preferisce e non sta certo al Cicap esprimere opinioni su decisioni che riguardano la sfera privata di ciascuno di noi. Nel Cicap convivono tranquillamente credenti, agnostici e atei; d'altra parte vi convivono anche persone che hanno differenti idee politiche
つまり、CICAPは個人のことに関わりを持たず、各々が何を信じようとそれは自由だ。実際、CICAPには信者、不可知論者、無神論者がいる、他方でさまざまな政治的信条を持つものが共存している。。。というわけだが、ドイツの団体の例があるので、実際のところは、よく見てみないと分からない。
機関紙“Query”にCSICOPの“Skeptical Inquirer”ばりのキリスト教おちょくりネタがあるのかどうか、まだ確認してないが、ありそうな感じがしない。ただ、宗教ネタにピオ神父やファティマの聖母が入っているあたりは、いかにもイタリア。
SOPRANNATURALE
CSIとも協同しているようだが、だいぶ毛色が違う印象。CSIみたいな、宣教師ばりの調子は見当たらない。でも、CICAPの事務局長をしているMassimo PolidoroはJames Randiの側近で、Martin Gardnerの“Skeptical Inquirer”の連載コラムを引き継いだという人物だ。実際のところはどうなんだろう、チマチマ見たいと思う。