We have the call

Skepticism: Going out of Business? - CSI
ざっとしか眺めてないけど、なんか煽りがきつい。我々Skepticsはこうなんだーという煽り。


眺めてて、やっぱり「科学」って輸入学問なんだなーと思った。それと同じ意味で「懐疑主義」ってのも所詮輸入だなあと。英語のSkepticismと日本語の懐疑主義では、だいぶ違う。何が違うと言われても困るけど、たとえば記事にはアシモフの一節が引用されてて、

Why continue? Because we must. Because we have the call. Because it is nobler to fight for rationality without winning than to give up in the face of continued defeats.

“we have the call”だもん。「敗北の連続を前にして降参するよりも、“rationality”のために勝利なき闘いをするほうが貴い」って、ついていけん。CSICOP批判に、宗教の言葉を使うってのがあったと思うけど、記事中にもちゃんと“Skepticism has a broad mission”とあるし。そりゃダイレクトじゃないかもしれんが、感覚的に染みついてしまってるものがあるわけで、これは日本人には基本、無縁。


日本のニセ科学批判が「お前ら科学教か」と言われたのも、こういう要素を自覚なしにとりこんじゃったからというのが一つありそうですな。ま、あちらでも批判があるということは、こういう言葉に違和感を感じるアメリカ人は少なくないんでしょうが。