ネット○○派 part187 続・穏健派と過激派

ネット○○派 part186 穏健派と過激派 - 今日の雑談
ニセ科学批判って、ずっと前は、もっとのんびりした大学の先生たちが科学教育を憂えてたりとか、そういう人がもっといたような印象があるんだよな。今で言うと、長崎大学ニセ科学批判パンフレットとかそうなんだけれど、あれは一面、善意の穏健派がのせられちゃってる側面があるのでね。


普通の先生たちはたいていニセ科学批判から手を引いちゃった。

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では、ホメオパシー叩きで顕著に見られる過激派だけが問題で、煽り手に問題がないかというと、これがそうじゃないんだよな。天皇制の話にならこう言える菊池先生が、
kikulog

ところで、天皇制をY染色体で論じることの愚を何度か書いたところ、「天皇制男系絶対維持」派のかたがたのホームページでは僕は敵扱いである。僕は、天皇制の是非についても男系維持の是非についても、極めて慎重に言及を避けてきたつもりだ。自分の意見は持っているけど、このblogに書くべきことだとは考えていない。僕は単に「天皇制は物語によって維持されているのだから、Y染色体などという科学を持ち出して天皇の正当性を議論してはならない」と主張しただけだ。それで敵なんだねえ。不思議だなあ。藪をつつくと蛇が出るよって注意してるだけだから、男系維持派の人にも役立つ話なのにねえ。
面白いね。すぐに敵か味方かに分けるんだもんね。中立っていう立場を許さないんだな。

ニセ科学批判になると普通に踏み絵論法で脅しにかかる。
「ニセ科学」関連・本当の最終記事: 技術系サラリーマンの交差点

(略)
危機感を共有できないのは結構。しかし、それならなぜ沈黙を守らないのか。

「そんなことは大事ではない」とことさらに言うことが、いったいどのような意味を持つか、考えられるとよいのではないでしょうか。
Posted by: きくち | 2007.09.06 at 01:23 AM

「そんなことは大事でない」ということは「エセ科学」に味方することと同義だと「自称中立」を認めない。それがイヤなら黙っておけって、ひどい脅しだよ、ホント。


科学と政治は違うという話は却下。中立を許さないってネットでサヨクがよく、「自称中立」に踏み絵を踏ませる論法としてしょっちゅうやってる。はてブのタグなんかにもありますわ、「自称中立」って。


ようするに、都合によって「自称中立」を認めたり認めなかったり、踏み絵論法で相手を脅したり脅さなかったりしてるだけ。


ニセ科学批判の煽り手が途端に踏み絵論法に走るので、過激になるのも当たり前。早川先生にはかーんたんにつっこむのに、菊池先生のこういう部分は言わないの、ものすごく、変。