Why coronavirus deaths remain low in the US despite surge in new cases

 

Half of the 25,000 deaths recorded in New York during its peak were nursing home residents - older populations at a high risk of being infected by, and dying from, the coronavirus.

Andrew Cuomo, New York’s governor, issued a directive in late March that effectively ordered nursing homes to accept elderly virus patients from hospitals. The goal was to free up beds, but it had the effect of allowing the virus to spread like wildfire among the most vulnerable communities.

 

ニューヨークでの死者の半数は高齢者施設だったそうだが、何よりひどいのは3月末にクオモ・ニューヨーク州知事が、高齢の感染者を病院から高齢者施設へ受け入れさせる指令を出して、そこで感染を広げていた、という点。

 

病床を確保するためのことだったらしいが、ここまで愚かなことはさすがに日本はやっていないはずで、せいぜい「高齢者施設では変わらずカラオケ大会やってました」くらいのことだ。

 

同様の話はイタリアでも聞いているので、つまり欧米での死者の多さは、この種の人為的な不手際に起因する部分がかなりあるんじゃないか、と思う。絶対にそんなこと認められないでしょうが。裁判になると大変なことになるので。

 

 

一番腹が立つのは、ここまで愚かな連中が、ダイアモンド・プリンセス号の対応で日本を批判し、あるいはロックダウンしない日本はバカだと言い募っていた点で、

 

「お前らと一緒にすんなバカ!」

 

と言い返すのが本当であろう。

 

ただし、記事には、ステロイドやビタミンなどを投与することで死者を軽減するなどといった治療法についての経験が米国では積み重ねられてきていることも指摘されていて、非常に心強い。こういう情報はもっと早くから日本の医療者にも伝わっているに相違ない。

 

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EUと英国を合わせて、おおよそ5億人の人口があり、うちCOVID-19の死者は18万人とされている。増減があるにしても、人間の不手際による死者の水増しがあるにしても、また各国政府の対応がある程度の影響を及ぼしているにしても、これだけの経済的・精神的犠牲を支払わせている割に、死者数があまりにも少なすぎるように思うのは私だけだろうか。

 

それとも、欧州各国の対策が、その莫大な犠牲に見合うだけの生命を救ったのだろうか。数百万人救ったという発表もあることだけは承知しているが、私には今のところ、それが本当だとはとても思えない。