・3月下旬の3連休からもう3週間がたとうとしている。あの時、日本人の多くは「自粛疲れ」を起こし、好天に誘われて、多くの人々が外出した。そのことを覚えていない人はまさかいなかろう。

たしか、仙台駅では「聖火」を見に5万4000人もの人々が列をなし、関東では制止も聞かずに数千人を集めてプロレスが興行された。

そのため、感染爆発が非常に懸念されたわけだけれども、ぼちぼち、結果発表をしてもいいんじゃないかと思う。

少なくとも私の目には、あの3連休の影響はあまりなかったようにしか見えない。

もちろん、細かいところではいろいろあるようだし、だから規制を緩めようと主張するつもりもないが、少なくともこれはどういうことなのかの説明は必要だろうとは思う。

他国で同じ状況が発生していれば、感染状況がもっとひどくなっていても、たしかにおかしくない。

これはどういうことなんだろうか?


「まだ陽性、だけど退院」新型コロナで入院、渡辺一誠さんのその後 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

単に、肺の機能が戻ったので、若いし、ベッドを占拠されても困るから病院から追い出されたという話を、よくもまあこういうふうに書けるものだ。

こういう話を普通の人たちが真に受けてしまい、左右されるのは本当に良くない。

・アホくさい話。

私がよく行っていたお店の店主が

「緊急事態宣言をはやく出すべきだ」

と前々から言っていたんだが、いざ宣言が出るとなると自分の店を閉めなきゃならないことに気がついて、顔が青くなっていた。もっとも自営業だから別に気にせず店を開けていてもいいんだが、そこは日本の同調化圧力と村八分力、自分のところだけ平気で営業するわけにもいかない。

わざわざ東京の人が、こんな地方都市の店のインスタにまで突撃して「こんな時に営業しているなんて、危機感が足りない!」などとコメント欄に書き込んだりするそうだ。東京は確かにそうかもしれないが、日本中、どこも東京と同じというわけではないということが、東京の連中には未来永劫、分からないのだろう。

それはともかく、自分の店を閉めなきゃならないということに気が付かなかった店主のような愚かな話は結構あるはずで、たとえば、ロックダウンをして短期決戦でウィルスと決着をつけることができると信じているらしい人たちなども、同類だ。

まあどういうことになることやら。