小森健太朗@相撲ミステリの人@komorikentarou


イタリアをみていると、日本の政権与党が反ワクチン派に占められてなくって本当にまだよかった。しかし日本の議員には反ワクチン運動を積極的に推進しているのが何人もいる。政権が変わったら、反ワクチン派が中枢部に食い込む事態は日本でも充分に起こり得るから警戒しないといけない。

五つ星運動が反ワクチン色が強かったのでこういうことを言ってしまうんだろうと思うが、さすがに間違っているだろう。

 

今、日本の厚生大臣に当たる職務についているのはロベルト・スペランツァという人で、元々中道左派民主党にいた人だ。今は民主党内のゴタゴタで民主党から抜けているが、要するに左派。

 

首相のジュゼッペ・コンテは元々は五つ星運動のメンバーではないにせよ、運動の影響があるという扱いだったが、本人としては一貫して是々非々の立場を主張していて、実際そのようには一応見える。

 

それどころか、むしろ中道左派に本当は近そうだということで、連立与党の一角を担う民主党との親和性を云々されるくらいで、五つ星運動だからどう、ということはなさそうである。

 

今回は、北部イタリアで集団感染や院内感染が分かって、そこからどんどん検査していったら感染者が多数見つかり、ついに医療崩壊が起きてしまった、というのが現状だと思う。

 

反ワクチンかどうかはあまり関係がないし、日本だって今はまだ医療崩壊は起きてないが、これから起きるリスクは否定できない。

 

反ワクチンだから現状こうだ、という議論が成立するようには、私には思えない。