忘れないうちに書いておこうと思う。先日25日、ドイツのシュタインマイヤー大統領は、フィヴィッツァーノで行われた、ヴィンカの虐殺の式典に参加し、イタリア語で挨拶、謝罪をした。

 

ヴィンカの虐殺というのは、レジスタンス時代の1944年に起こった虐殺事件で、ヴィンカの住人がナチスファシストらによって殺害された事件だ。174名が亡くなった。

 

イタリアのマッタレッラ大統領とともに75周年の式典に出席したシュタインマイヤー大統領は、「ドイツ人にとって、ドイツ連邦共和国大統領にとってこの場にいるのは難しい」とイタリア語で挨拶して、ナチス時代の蛮行について謝罪した。

 

・・・南京大虐殺って日本人は何人殺したんだっけ?と言いたくなるわけだが、それはともかく、ヨーロッパではこういう努力が絶えず行われていることを、日本人はもっとよく知った方が良い。

 

条約を結んだから、それで話は済んだんだ、というものではないことを、欧州人はよく知っている。

 

私は朝鮮半島の情勢は全く知らないが、どうみても韓国サイドに問題が全くないとは言えないわけだけれども、それにしてもそもそもとして、ドイツとイタリアのこういう話が日本では全く参考にされないことは非常におかしいと言ってもよいと思う。

 

石破茂が戦争責任についてブログに書いていたけれども、その話自体は全くもっともで、枢要の政治家からそういう発言がでてくることそれ自体はいいことなのだろう。