雅子皇后の英語はメラニア夫人より上手で当たり前 – アゴラ

 

保守派で安倍内閣にも大変に近いと思われる八幡和郎がこんな記事を書いていて、笑ってしまった。言っていることにもっともな点が少なくない。たとえば、

 

「雅子皇后がトランプ夫妻と通訳なしで話して盛り上がった凄い」と、ゴマをすっているマスメディアは本当にどうかしている。(中略)

外交官の娘で帰国子女、海外留学、本人も外交官なのだから英語がネイティブ水準なのは当たり前だ。小学校、高校、大学がアメリカで、大学院もイギリスに留学されているのである。

 

語学力に優れているのは、ほかの妃殿下も同様である。高円宮妃殿下はプロの英語の通訳だったし、フランス語も素晴らしい。スピーチ能力は英語・フランス語・日本語ともに雅子様より明らかに上だ。イギリスのカレッジ出身である三笠宮信子妃の英語もネイティブ水準の品のいいクイーンズ・イングリッシュだ。紀子様アメリカ育ちでウィーンにも二年間おられた帰国子女である。海外で高等教育を受けられていないので、その分、ハンディはあるが英語・ドイツ語はそれなりの水準のようだ。

 

別に雅子皇后がほかの女性皇族より語学力や社交能力において明らかに優れているわけでない。外交官としての実務経験とかいっても、役所に入って数年だけであるし、海外に赴任して外交官として仕事した経験はないから外交官として陛下にとって最高のアドバイザーなどであるはずない。

保守派からこういう話が出てくるのに引き換え、週刊誌レベルの記事の異常さは目に余るものがある。

 

これは、どういうことなのだろうか。

 

「ヨイショ記事」のほうがページビューが上がる現実があるので、そういう傾向の記事がむやみに出てくるということもあるのだろうが、それにしても八幡の論調は浮いている。

 

浮いている理由としては、八幡が腐っても通算官僚出身であること、内情をそれなりに知り得ること、外務省とは一定の距離をもてること、などが容易に推測はできる。もっと露骨な言い方はできるが、避けておく。

 

こういう言語空間の中に私たちは生きているわけだが、しかしメディアの論調に簡単に乗っかる人たちも非常に多い。

 

気持ち悪いし、こんなことで本当にいいのだろうか。