イタリアのテレビで、ある現代史家が、歴史家の役割を問われて、おおよそ次のように答えていた。

 

歴史を、スーパーマーケットの商品のように、自分の欲しい部分だけを取っていく人が多い。歴史家はそこで、こういうことがあるんだけども忘れましたかと指摘しないといけない。

 

もっともなことだと思う。無論、プロの歴史家はなんでも知っていて絶対に正しい、ということではない。

 

しかしここで言われていることはそういうことではない。