今朝のドラめもん。日本銀行が展望レポートから「2パーセント程度に達する時期」を削除した件について。

http://www.doramemon7743.sakura.ne.jp/doramemon1805.html#180501

落とし前をつけて、きっちりけじめつけてくれれば何も変なところで変な事せんでもエエジャロという感じではあるのですが、間違ったというと死んじゃう病に掛かってしまっているので、折角総括検証やっても置物リフレマネタリーベース直線一気理論とか、期待に直接働きかける理論とかに無理がありましたサーセンって言わないで、前のを肯定しながら話をすすめるからロジックが完全崩壊しているだけのお話で、国会答弁にあわせて話を取り繕おうとして無茶苦茶になってしまったどこぞの国のスットコドッコイを彷彿させる残念さを示しております。

これは、「彷彿」ではなくて、そういうことなのだろうと思う。

いつもいつも引き合いに出すが「官僚たちのアベノミクス」によると、まずリフレ政策を導入することに一番こだわったのが安倍総理であり、かつ時期を明確にして、早期に、と強く要求したのも安倍総理だった。

私も、この本を読む前までは、責任をとらない中央銀行の執行部はおかしいと考えていたが(事実おかしいのだけれども)、どうもそれだけではないらしい。

つまり、日銀の執行部が間違いを認めると、それは同時に安倍総理の間違いを認めることになってしまうので、それだけは絶対にできない。

なにより、安倍総理は自分の間違いを認めるような人物ではないし、そういう頭は最初から持っていない。

ただ、5年かかってようやくここまで来たことを認めるべきなんだろうと思う。宰相のメンツを保ちつつ、なんとか現実的かつもっともな線に落とし込もうとすると、こういうことにならざるを得ない。

つまり森友・加計の問題と全く同じことが、金融政策でも行われているわけで、大変に不自然な状況だと思う。