知人に生活保護をもらっている人が何人かいる。

 

あるおじさんとおばさんは、仲が良すぎてほとんど恋人のようだ。彼らの趣味は演歌歌手の追っかけ。

 

応援している演歌歌手のイベントがあると、独自に飾り付けたうちわを作り、他の仲間と一緒に一番に会場に駆けつける。イベントが始まると、嬉しそうにうちわを振る。

 

おじさんは女性を見るとすぐに口説きにかかり、何とかものにできないかと虎視眈々と狙っている。いつも一緒のおばさんは、口ほどにもないおじさんにツッコミを入れて笑う。

 

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おじさんもおばさんも、学校のお勉強ができた人では当然ない。その後、いろいろな事情から生活保護をもらうようになった。

 

つまり、世間から見ると、下の下扱いされるのかもしれない。

 

しかし、大変に幸せそうである。

 

「働かなくていいから」などと軽々に人は言うのかもしれないが、そんなことは幸せの条件ではない。

 

そうではないがただ、ネットの議論を見ていると、幸せは人それぞれいろんな形があっていいのにな、自分の幸せの形を追求すればいいのになと思う。

 

少なくとも、お金は幸福をなんら保証しない。むしろ不幸の原因になったりする。問題はそうではなくて。。。

 

 

そんなことを、よく考える。