もう少し追記

本をすすめるより、とりあえず海外メディアの比較を - 今日の雑談
こういうことを書くと、まず間違いなく「そもそも英語を読むのが大変なのに」「外国語の勉強を一からやれというのか」みたいな話になるんでしょうが。

もうバッサリ言ってしまうと、海外「出羽守」が出てきたとき、日本語しかできない人は、とりあえずその「出羽守」議論にすべて眉に唾をつけておいた方がいいんじゃないのかな、と思います。

日本語にする時点でかなり歪むからです。

それも、誤訳を含めた言語レベルで歪むだけではなくて、論者が自分の都合のいいようにしか引いてこないことが非常に多いので、「出羽守」議論は基本的には信用できない。あるいは相当調べてみないとよく分からない。

ネットリフレ派なんてその全くの典型で、海外の論者の意見や海外事情をいかに自分たちに都合よく利用して論じてきたか。

ニセ科学批判だってそうなんです。海外の疑似科学批判の文脈を軽んじて日本にもってきているという問題を、恐らく意図的に無視、あるいは自分たちに都合のいい形でしか論じていない。

なにをいまさら「出羽守」批判か、ということなんですが、それにしても、どうもきわめて安易に海外の論者を引いてくる人が多すぎる、あるいは安易に読んでいる人が多すぎるんじゃないか、とは。