黙っていられないこと part27

津波被災の記録84 - hahnela03の日記

柿沢未途(みんなの党衆議院議員)
@310kakizawa
これだけ復興予算の流用が問題視されているのに、国会の議決が要らない予備費の「目的外使用」で経済対策を打とうという政府の姑息さは酷いものだ。予備費だけに規模も限定されるし、しかも中身もまるで新味に乏しい。復興予算を何兆円も余しているのに何でまた復興事業費の上積みなのか。
9:34am 金曜 10月 26

田中秀臣 @hidetomitanaka 3日
@310kakizawa 誰がこういう「悪知恵」を本当に授けてるのでしょうか? 意味がわからない政策の典型ですね。

 相変わらず、みんなの党を始めとするネオリベ・リベサヨな政治家やリフレ派は、復興予算の流用(法律違反じゃないです。)を問題にしてます。現状と認識が乖離しすぎて話になりません。
 彼らの主張を通そうとする場合、地権者との協議なんて必要なく強制収容による再建をしろと言うことになります。

たぶん、この種の認識はもはやごく一般的な世論になっているんじゃないですかと。

 被災地におけるブラックな過重労働を解消しようとしても、技術者は岩手県・被災自治体に奪われて、仕事はコンサルに丸投げによって、被災地の民間企業に過酷な労働環境と経営環境を提供する、地方公務員の皆様には、「過重労働から解消されて良かったですね。お祝い申し上げます。」と言いたくもなる中で、流用を声高に主張されると、その強化以外の何物でないことに腹が立つのです。

ところが、メディアも政治家も、ちゃんと説明しないし、する気がない。世論が怖くて。


大石英司の避難空港 (2012年10月29日発行) | 大石英司の避難空港 - メルマ!
鹿児島の選挙の話、みなさんいろいろおっしゃってんだけど、弔い合戦のような意味もあったろうし、なんかいろいろ要素があるようなので私は全く分からないわけですが。大石さんは鹿児島の人だから多少は空気がわかるだろうと。。。

 これは今、年内解散しても、自民党は全国区で期待したほどの票は全く取れないですね。たぶん維新だ石原新党だのの、訳の分からん政党に、ピーターパン・シンドローム無党派票が大量に流れることになって、ひょっとしたら、民主党と一緒に自民が共倒れする危険すらある。民主党自民党で、どんぐりの背比べをする羽目になる。

そうならないことを心から祈るわけです。。。いやだから、橋下は「今」大したことないと言って過剰に大きな勢力として認識するなというのは正しい批判なんだけど、申し訳ないけどそれで済むとはちょっと思わない。


個人的には、大きな地震がある度に津波原発の心配をいつもしていたので、いわゆる「安全神話」や「原子力ムラ」に騙されたとか主張する気に全くならないわけですが、「自・民の共倒れ」みたいなことは原子力発電所が事故るよりは可能性があると思う。


もちろん、これが杞憂に終われば何も言うことがないわけで。。。


http://www.h5.dion.ne.jp/~bond7743/doramemon1210.html#121029

時事通信の記事から。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012102600918
日銀は「無制限緩和」を=自民・安倍総裁

自民党安倍晋三総裁は26日の時事通信とのインタビューで、日銀の金融政策運営について「何兆円という枠を決めて金融緩和をしても効かない。無制限にいかなければいけない」と述べ、無制限あるいは無期限での資金供給を約束している米欧型の緩和策が必要だとの認識を明らかにした。(2012/10/26-21:06)』

・・・・・・・・・・・orz

えーっとですな、そもそも「無制限に金融緩和をします」とかおっぱじめたら財政を物凄い勢いで引締めをするなら話は別かもしれませんけれども、普通の状況だったら「無制限」に実施したら財政マネタイズの無限実施になって通貨価値がゼロに向けて驀進するのでありまして、そもそも「無制限緩和をしろ」とか次期首相最有力候補のお方がそういう事言いだす時点で本来的に言えば無茶苦茶にも程があるお話なのですけれども、まあこのインタビューの全文を読んでいないのでどういう言い方をしているのか判断致しかねるのでまあその程度で。

ところが、「まともな」金融政策の認識があるのはむしろ安倍さんだと言う人が結構いるわけです。

つまりですね、米国に関してはMBSの買入実施をしていますが、「物価安定の文脈の元で労働市場が相応に改善されるまで」という期限があり、「今の環境だと2015年半ば位までの異例の低金利政策実施が適切になると予想される」と言うとりまして、別に無期限でも無制限でもありませんぞなとゆーのって普通に金融政策を理解している人が居ればちゃんとご進講される筈なのですが(安倍さんは別に金融政策とかの専門家じゃないですし、そちらはご本人的にも売りにしている訳では無いでしょうから要するに周囲のスタッフなりがご進講しているんでしょ)、今の自民党にはその程度のご進講をする人も居ないのかよと禿しく不安になると同時に、誰がこんなしょーも無いロジックを吹き込んでいるのやらと小一時間問い詰めたい所ではございます。

ところが、これが「まともな」金融政策であると言っている人が結構いるわけです。

それにですよ、そもそも欧州の場合はOMTの実施をするとは決定していますが、そのOMT実施においては「コンディショナリティー(つまり条件)」をドラギ総裁は連呼しているのでありまして、その条件を達成するのは政治の仕事であり、今は政治に球があるという話を強調している訳でございます。という事はどういう事かと申しますと、そもそもECB様におかれましてはOMTプログラムにおいて国債の購入を現在の所1ユーロも実施していない訳でございまして、どこがどう無期限無制限の資金供給なのか小一時間問い詰めたい所でございます。ECBの場合は「条件が達成されるまでは買入を実施する」ので「その条件が達成されるための額が事前には判らないので予め買入額の上限とかは設定しません」と言っているだけの話でありまして、別に無期限とか無制限とかで買入をするとは言っておりませんし、そもそもOMTで買入を行った分の資金については見合いの吸収措置を実施すると言ってるのですから「資金供給」ですらありませんがな(信用緩和措置です)というお話。

私のようなものでも少しヨーロッパの新聞を読んでいれば(毎回細かく解説がついているので素人にも理解できるわけでして)、無制限でもなんでもない、名前だけというのは分かるのです。ところが日本の反応というのは「無制限買入」に過剰に釣られる人たちが多く(しかも、まだ一ユーロも発動していないのにスプレッドだけは落ち着いてきてしまったわけで)、正直言って私の理解がおかしいのかと不安になるほどでした。


念のために書いておくと、ヨーロッパのメディアが言っていることが何でも正しいということではありませんよ。


彼らだって商売でメディア稼業やっているわけで、たとえば日本のことになると眉に唾をたっぷりとつけまくりで読まないといけない。当たり前です。


ただ、私が絶望的な気分になるのは、日本のメディアが日本語で日本人向けに報道するのにも、日本のことですら、まともに報じることがないということで、ひたすら「お客様」の顔色をうかがうことしかやってないところです。復興予算の流用批判とかその典型です。


なぜそうなるのかはよく理解できる気がしますが、これでまともな政治が出来るかというと無理でしょうと。


簡単に言えば高橋洋一レベルの夕刊紙記事程度の認識の人が大多数で「インテリ」「高学歴」のはずの人もこのざまで、これで絶望せずにいられるかと。