ネット○○派 part419

https://twitter.com/oh_wacky_kaz/status/254552463670128640

民主党って、統合医療で医療費が削減できると思ってるのか…。自由診療統合医療が普及した上で、英国等のように「自由診療を受けた人は当該疾患についてはその後の健康保険の適用を受けられない」とすれば、重篤な疾患の初期に統合医療を受けた人を公然と見殺しにして医療費を削減できますな。

https://twitter.com/oh_wacky_kaz/status/254554142385770497

民主党厚生労働省の担当者が同席して…ということは、どう考えても国民の生命や生活の向上に役立つこととは異なる目的の達成に好都合な道具なんだろうな。統合医療http://jphma.org/About_homoe/homoe_img/20121003_2.jpg

https://twitter.com/kumikokatase/status/254556680384294912

きゃ〜!ホメオパシーが…。 RT @oh_wacky_kaz 民主党厚生労働省の担当者が同席して…ということは、どう考えても国民の生命や生活の向上に役立つこととは異なる目的の達成に好都合な道具なんだろうな。統合医療

https://twitter.com/R103103/status/254572159060549632

@kumikokatase @oh_wacky_kaz ホメオパの白井の詐欺師も痛いけどホイホイでていく鳩山の馬鹿さも痛い

統合医療の是非については私はよく存じませんが、なんで漢方や鍼灸の保険適用については黙ってるんでしょうかね。


こないだリンクした「漢方ビュー」でも、
http://www.kampo-view.com/shirou/japan.html

2012年3月現在、148処方の漢方薬が健康保険で使えるようになっています。健康保険が使えることになったことで、より漢方薬が身近になり、病医院で漢方薬を処方するケースが増えてきました。
西洋薬と漢方薬が一緒に処方されることにより、幅広い治療が可能になります。


日本で漢方薬を処方するのは、西洋医学を学んだ医師です。西洋医学漢方医学、両方の視点から患者を診て、その人にあった薬を処方するという医療システムは、世界的にみても非常にまれなことです。

まあこれも無茶苦茶な話で、東洋医学をちゃんと知らない医者が漢方薬を処方できることを自慢して書くなよなとか思うわけだけれども、以前にも漢方薬の保険外適用の話があったのは記憶に新しいところ。


ニセ科学批判の筋から言うと、「保険外適用?結構結構」ということでなければならなかった。


・・・うっかり、保険適用されてる漢方は薬効となる成分が入っているからいいんだとか言ってるの見たんだけど、そういう問題じゃないの分かんないままニセ科学だとか言ってるんだね。とほほ。


ところで、こういう記事も見つけたんですが。
漢方薬の基礎知識と考え方

 EBM(根拠に基づく医療)
漢方薬は何千年もの経験から、その効果が科学的に証明されていなくても使用されてきた。西洋医薬品では動物実験や臨床実験をしないといけない。しかし、漢方薬では動物実験や臨床実験が免除されていたのである。


最近では「根拠に基づく医療」ということでEBMが提唱された。つまり、その漢方薬に本当に効果があるかどうかを科学的に証明するのである。


しかし、EBMの判断基準は西洋医学的なものなのであり、漢方薬がその評価方法に馴染ないため「科学的根拠がない」と誤解されることがある。


漢方薬もその効果を科学的に十分に確かめ、医療に生かすことが大切である。

これ、意味分かる人います?「EBMの判断基準は西洋医学的なものなのであり、漢方薬がその評価方法に馴染ない」と言いながら、「漢方薬もその効果を科学的に十分に確かめ、医療に生かすことが大切」とか言っちゃうんですよ。


こういうのを追及しないで何が、

きゃ〜!ホメオパシーが…。

かというんですよ。これじゃあ、「きゃ〜!放射能が…。」って言ってる人と同じじゃないかって。


もちろん、ホメオパシーがいいとは言いませんよ。でも、日本にはもっと根づいた不合理がこうやってあるのにそこには目をつぶるのって、どう考えてもおかしいですよ。


このお医者さんは多分ニセ科学批判の人じゃないけれど、事業仕分けのころの記事にこういうことを書いてんですよね。
■開業つれづれ:漢方保険適応外か「長妻厚労相が事業仕分けに異議」 - 勤務医 開業つれづれ日記・2

漢方は奥が深いのですが、
病院で処方できないとなると、
とんでもない素人処方が跋扈することになりかねません。

今でもひどい人っているそうだけど、まあ、本当に事業仕分けで保険外適用をやってたらそうなってたのかもしれない。


でも、仮にそうなっても、ニセ科学批判的にはまったく無問題のはずで、法の厳格適用でビシビシ取り締まればいいだけの話ですから。ホメオパシーの時に論じてたのと同じように。


・・・ホメオパシーだけ狙い撃ちして騒ぐことの意味って何?って思うわけですよ、だから。アンフェアすぎる。


これはもうほとんどいじめと同じ構図なんだけど、ニセ科学批判の人たちは全くそうは考えない。自分たちはいいことをしている、当たり前の判断をしているだけだと信じているので、何か悪いことをしているとは思わない。


他の薬剤と同様の審査を受けない漢方に保険を適用するなんてもってのほかだ、まして鍼灸への保険適用なんて狂気の沙汰、というのが本来あるべき合理主義者・懐疑主義者の立場だと思うんだけども。結局、

きゃ〜!ホメオパシーが…。

って言いたいだけなんですよ、この人たち。。。

追記
事業仕分け当時のツムラの社長の発言って面白いですよね。
【ツムラ・芳井社長】漢方薬の“保険外し”に反発‐「事業仕分け」の結論を一蹴 : 薬事日報ウェブサイト

その上で、事業仕分けの結果、市販品類似薬を保険適用外とする方向性を打ち出した結論に対し、「漢方医学を知らない人たちだけで議論して、進むはずがない」と反発。「マニフェストの方針とは違うので、保険適用外の話はなくなると楽観視している」と述べる一方、「もしそうならなかった場合には、民主党行政刷新会議メンバー厚生労働省にアプローチをかけ、なぜ漢方薬が保険適用になっているのか、しっかり説明したい」との考えを表明した。

民主党行政刷新会議メンバー厚生労働省にアプローチをかけ、なぜ漢方薬が保険適用になっているのか、しっかり説明したい」ってようするにホメオパシーサイドがやってるのと同じ、というかもっと緻密かつ論理的にやるんだろうけど、まあそういうロビー活動ですよね。


ツムラがこの手のロビー活動をするのがよくて、ホメオパシーサイドのロビー活動がダメな理由って、なに???