扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part40

私ねえ、今の国会を「翼賛会」と言って批判する理由がよく分からんのですよ。今の国会の状況では、何をするにしても「翼賛会」ですよ、そら。


翼賛会がいやなら、きちんと衆参で多数を持った政党なり会派なりが政権をとるべきで、それができるまで何度でも選挙をやるしかないですよ。実際、ねじれっぱなしではいかんので、そうなるんだろうし。


で。


「翼賛会」批判の一番納得がいかないのは、リフレなりリフレ的な政策を翼賛会でやったらだれも今の状況を翼賛会だと言わんのだろうという点で、まあ、私は納得できませんな。


つまり、本当は「翼賛会」状態が問題じゃないのに、翼賛会だと言って批判してるだけじゃないか。

追記
しかも高橋洋一を持ち上げ続けてきたことについて、だーれも反省しないんですよ、その界隈の人たちは。


で、結局リフレ派が今のところ負けてしまった現実を誰も認めないで、全部悪いのは他人のせいにするんじゃないですか。それでリフレができるわけないだろと言うんだ。


追記2)
ごくごく常識的に考えるとして、日銀法の改正をやるほうがよっぽど「翼賛会」的だと思うんですよね。奇策ですから。ただあの人たちはそう思わないんだろうね、結局。


そもそもが「シバキアゲ」的な方向に対して、「感情やイデオロギーによって盲目になることへの警告」としてリフレ論が提唱されたのが発端なのをいいことに、今やその実態としてリフレ派のほうが「感情やイデオロギーによって盲目にな」ってしまったんじゃないかということは書きました。
扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part37 - 今日の雑談


もっとも、税金あげるならインフレになってからにしろというのは正論だと思うので、それはいいけど、リフレ派ってそういうところにもうとどまらなくなってしまってるんじゃないですか?


ミイラ取りがミイラになってるぞという点は、もっと言われた方がいい。正義によって盲目になってるのは、リフレ派の方(も)なんじゃなかろうか。

追記3)
いやーーーー、こりゃまいったね。デフレ脱却議連の連中が増税法案に賛成しただの日和っただの、言ってんだね。


だからー、最初からそういう人たちなんだってば。最初からリフレなんてやる気ないんだ、そういう人たちに期待してるんだが分かってんの?ということなんだが、分かってないんだろうねえ。


あと、増税で人が死ぬだなんだ言いだしてて、まあ分からんことはないんだけど、こうなると反原発運動と本当に違いがなくなってきたなぁ。。