ネット○○派 part348

無題 - 今日の雑談

ネット○○派の主導者なり有力者なりたちが繰り広げたなんちゃって議論がテンプレ化して拡散していくってのが、まさにこれだね。


人権擁護法案反対運動が派手にこれをやったのを筆頭に、ネット右翼はもちろん、ネット○○派として僕が変だと言っているのはたいていこれ。

ちょっと某所を読んで追記しておこうと思ったのは、この手のテンプレ化なり、他人に考えてもらうというのは、、、たとえばホメオパシー批判におけるホメオパシー「信者」なんかでも同じなんでしょうね。


で、そういう次元で見ると、ホメオパシー「信者」でもホメオパシー「批判者」でも、どっちも同じなんですよ。どちらも結局自分が「正しい」というものを信じていて、ま、たいていテンプレ化されたものを信じているという点で、大して差がない。


もちろん、ホメオパシーには科学的根拠がないのだろうし、ホメオパシー「信者」たちがロジックとして間違ったことを信じているというのもそうなんだと思う。


では、そういう「間違った」ことを信じている人たちに対してどうするかってね。


少なくとも言えるのは、それってすでに科学の問題じゃないでしょ。これが一つ。で、科学の問題でないということが分かっているから、詐欺だ人が死ぬといって世間の道徳を借用して正当化するんだけども、社会の問題として調停したいんだったら別次元の問題のはずでね。


そこんところをまるっきりスルーされてニセ科学批判みたいな「正しい」ことをいう人たちが好意的に受け入れられるって、すごく怖いですよ。結局、ホメオパシーはあれだけ批判されてるのに鍼や漢方はよしとされる理由ないのに、ホメオパシーはとにかく滅多打ちでしょ。無茶苦茶なんだ。


このあたりは「放射脳」の話も同じで、単に科学的根拠の多寡くらいしか差がない、、、いや、その差は大事ではないと言いたいのではないですよ。科学の議論をしたいのならそこは大事。社会の問題として議論をする場合においても大事には違いないけれども、でもそれだけが議論を決するわけでもないので。


しつこいようだが、このブログでは一応ネットに限ったこととして書いているわけだけれど、ネットの議論って結局科学的裏付けがあるから「正しい」とか何とかじゃなくて、「自分たちは正しい」と信じている者同士がぶつかりあうしかないんで、そういう状況で徒党を組んで正義やことの善悪を喚くほうが強い、そうやって空気を動かした方が勝つんだみたいな手法って、どうなの?と思うわけですよ。


ニセ科学批判は例として取り上げているだけで、他のネット○○派においても事情は同じでね。


・・・ああ、そうだ。「そういう『間違った』ことを信じている人たちに対してどうするか」と。まあ、間違いだけ指摘して、議論しないほうがいいんじゃないですか。あるいは、議論できそうな人だけを相手に議論する。自分たちは正しいんだと個人が言い続けるのは勝手だけど、それで運動にしてネットの空気を動かそうとするのは、ちょっとね。