ネット○○派 part320 某所の風景

リフレ派ともニセ科学批判とも、サヨクともウヨクとも関係のない某所で、ネット上のくだらない騒動を見聞してしまった。


そこでもやっぱり「有名人」がいて、「あの○○さん」に群がる素人・ファンがいる。その「有名人」にある疑惑が持ち上がり、また仲間内の喧嘩なんかをやっていたらしくて、どれどれと怪しからぬ野次馬根性で見物してみた、というわけ。で、他の界隈ともう同じなんだ、ネット上でやってることが。


その「有名人」の疑惑とやらは大したことがなくて、たしかに「有名人」サイドの主張はそれなりにもっともであるんだが、他方で仲間内の喧嘩の原因の一つはこれはちょっと根が深い。わずかなりともお金が動くので。ようは趣味のグループを上手く組織化して集金しているだけなんだが、他方で純朴にあくまでも趣味だと信じている人は、何か釈然としない、裏切られたものを感じて怒ってしまう。ま、ありがちな話。


そこまではいいとしても、そうなると「有名人」サイドの主張にやや?マークがつきだす。というのも、正当化しやすい部分は大声で正当化して、他方でちょっとどうかなと思われる部分は全くスルーしていることが明白になってくるので。


つまり、「有名人」サイドの意図は、まさに政治。素人なりファンなりを煽って味方に引き付けて組織を固めたがってる。となると、ああ、なるほどなという話にもなる。


で、例によって「有名人」のサイトのコメント欄をのぞいてみれば、これまたきれいに煽りに乗った人たちが「私はあなたを支持します」と口をそろえて言っている。支持するのは構わんのだけれども、ちょっと引いて考えてみるということはやらないらしい。実際にはちょっと資料を見聞したら、「有名人」サイドが大事な点をスルーしてるのがすぐ分かるようにできているのに。ああそれなのに。


ただ、「有名人」サイドを攻める側がまずくて、完全に攻め口を間違っており、そこに「有名人」サイドがつけこんでいるだけ。それだけで、人が善い素人・ファンはうっかりその主張をまるまる鵜呑みしかねない形になっている。


ああ、どこかで見た風景だなあと思いながら、まあ、茶の一杯でも飲もうかなという気分に。